昨日はお天気もよかったわりに、お客さんのお運びがイマイチでしたねぇ。何でなのか、それは永遠の謎ですが(笑)。でも、イベントにはそういうお客さんの入りの波があるのは普通ですから、さして気にはなりませんけど。


 まぁ、そりゃあ、大勢の方に来ていただいて話をする方がやりがいはあります。次回はみなさんも是非足を運んで下さいませ。毎月第4水曜日ときまってますから、覚えるのは簡単ですよね。午後9時半頃から約2時間。まだ終電に間に合う時間帯には終わります。というか、時間がヤバそうなら途中で帰るのもアリですので。監禁ギグではありませんよ!


 昨日は相変わらず、ロックのなりたち、今あるロックがいつ、どういうふうに、どこから、どうやって今あるようなものになったのか?ということのルーツを探究する、いわば故忌野清志郎くんが言うような「ロックの旅」を一緒にやろう、という企画です。


 昨日は先日13日にこの日本で亡くなった、キヨシローくんにもおおいにゆかりのあるミュージシャン、ドナルド・ダック・ダンの早過ぎる死を悼むという意味も込めて、彼らが音楽シーンに果たした役割やその一例など紹介してスタートでした。彼の所属していたバンド、Booker T & The MGsのことから、彼らが初期に、つまり60年代の半ばころに、アトランティックの傘下ブラック専門レーベル、STAXのスタジオ専属バンドだったこと、それにより、オーティス・レディングやウィルソン・ピケット、サム&デイブなどという名だたるスターのバックバンドも担当したりして、それが、80年代に映画「ブルース・ブラザース」で一部証明、再現される、ということにもなり、音楽の素晴らしさと故ジョン・ベルーチの歌と型破りな演技で成果的なヒットとなり、日本でもそれは例外ではなかったんです。


 そんなことを映像を見ながら話すんですが、これがついつい力が入り、時間が足りなくなり、予定の半分ちょいでやむなく終了、ということもよくあります(苦笑)。今回もそうですが、基本的に、ルール探究の旅なので、80年代以降のパンク/ニューウェーブなどはあんまりやりませんが、パンクの水先案内となった、PUB ROCKとかニューヨークのアンダーグラウンドなバンドや動きなどは範囲内です。でも、やっぱり基本は黒人音楽と白人音楽の接点あたりですね。60年代の英国でのMODムーブメントのこと、そのルーツやファッション、ビート・バンドの原点は何か?とか、そんなことが主なテーマです。日本の歌謡曲、流行歌なんかもネタにしますよ。60年代の日本の一部歌謡曲は実にユニークな存在で、その音楽性も世界的に見ても十分面白いものだったんですから。


 そんんこんなで昨日使用した映像/曲をここに紹介しておきます。みなさんは、どれくらいご存知ですかね?


1- Time Is Tight / BookerT & MGs
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伝説のBooker T & The MGs。モジャ頭の白人が亡くなったダンさん。

 
2- 1970 Jam Session BookerT & CCR
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CCR当時はまだ、キチンとCreedence Clearwater Revivalと呼ばれていました。

3-I Pu A Spell On You / CCR 4'02" '69 Woodstock Live

5- Soul Man / Blues Brothers

6-Ju Ju Girl / King Salami & The Cumberland 3

7- Not Fade Away / Buddy Holy & The Crickets

8- Not fade Away / The Rolling Stones

9-I Fought The Law / Bobby Fuller Four

10-I Fought The Law / The Clash

11- Out Of Time / Chris Farlowe

12-Out Of Time / Ramones

13- Shake Your Money Maker / Elmore James

14-Shake Your Money Maker / Fleetwonnd MaC

15-Shake Your Money Maker / Hound dog Taylor & The House Rockers

16-i Can't Quit You baby / Otis Rush
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60年代に頭角を現した、当時の「次世代ブルースマン」だったオーティス・ラッシュのオリジンナル曲。

17-I Can't Quit You Baby / Led Zeppelin
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そのラッシュの曲をデビュー当初からレパートリーにしていたLED ZEPPELIN。アレンジのスゴさにはまさに度肝を抜かれます。

18-Sweet Home Chicago / Foghat '78


 それではまた来月Organ-Barで会いましょう。よろしくです。