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この人が35才の時に大西洋単独横断飛行に成功した大空の『First Lady」アメリア・エアハート

 
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In Search Of Amelia Earhart / PLAINSONG 1972


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PLAINSONGのメンバー。左端がイアン、右端がデイブ。ひとり欠けてますね?



 みなさんはアメリア・イアハートという今から70年以上も昔に、世界中の注目を集めた女性をご存知ですか?

 日本でも2010年の暮に彼女のことをモチーフにした映画「アメリア」が公開されたので、映画ファンの方ならご存知ですかね。自分はその映画の事は全然知りませんでした。自分が彼女のことを知ったのは、音楽を通して今から40年くらい前にです。

 とりあえず、彼女をことをここに書こうと思ったきっかけから話しましょうか。

 それは、この20日だったか、最近何かと話題の多い、元大統領の奥さん、で、現政権でも重要な役割を果たしているヒラリー・ダフじゃなくて、ヒラリー・クリントン上院議員で、国務長官もつとめています。その彼女が先頃、アメリアがその消息を絶ってから75年目を迎えるにあたり、国務省内で記念会合を開催し、その場で、彼女の消息不明の謎の解明のために支援する、と世界に向けて宣言したからです。アメリア・イアハート(実は正しい呼び方はイアではなくエア、つまりエアハートらしいですが)がアメリカでは未だに国民的な人気者、ヒーロー(ヒロイン?)であることを知り、ビックリしました。
 もっとも、彼女の捜索活動はこれまでに何度も行なわれ、つい数年前にも米軍関係が大々的に行ないましたが、これ!という新事実などはついに発見されずじまいで、打ち切りになったりしてます。

 で、その彼女はなんでそんなに人気者なのか?という話ですが、それは彼女が女性飛行士として1932年、史上初の大西洋単独横断飛行に成功したからで、リンドバーグの興奮もあり、女性でしかもとても今で言うフェミニンで知的でチャーミングな女性だったため、アメリカの女性の憧れの的になり、それは今も変わらないでいる、ということのようです。日本人で彼女を知っている人は、女性も男性も航空関係とか例の映画の関係者くらいじゃないでしょうか。

 ここからが実は本題。

 彼女を知ったのが音楽から、と言いましたが、それは1972年にイギリスで発売されたPlainsongというバンドのデビュー作にして唯一のアルバム『 In Search Of Amelia Earhart』はタイトルからわかるように彼女へのオマージュ的な意味合いの作品で、その中のどの曲もが、当時の自分には心に強く響く曲だったからです。特に一番気に入ったのがそのままズバリなタイトルの「アメリア・エアハート・ラスト・フライト』(当時の表記はエアハート)でした。
 その歌の歌詞は英語に弱いぼくにも聴いていてすぐにその内容が伝わって来るような分かりやすく、切ない悲劇の主人公の最後の瞬間を、彼らなりに思いを込めて歌ったもので、今聴いても心がジーンとそしてウルウルとしてくるものです。

 バンドのメンバーは、それまでFairport Conventionやソロ活動したりしていたシンガー&ソングライターのイアン・マシューズが中心でそこにデイブ・ロバーツという心強い味方が加わっての5人組。というとで、長い話になりましたが、今回はその彼らのクダンの歌を聴いてもらいます。シンプルだけど、それゆえに素晴らしい作品に出来上がっています。