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「Foxtrot」の頃のステージでのピーターの扮装はどれもスゴイです。
 


 昨日はあまりにもダメダメな日本国政府と1企業のくせに国をも騙していて、平然としている電力会社のことで頭に血が上り、同じ曲をひと月の間に2回紹介する、という恥ずかしいことをしてしまいました。ここに、改めてみなさんにお詫びして、以後、こういうことのないよう、努力します。


 で、口直し、というわけでもありませんが、twwiterでどこかのファッションショーの様子が写真で紹介されていて、その衣装が、バンビのコスプレみたいに、いささか度肝を抜かれるようなものだったので、話題にしていました。大きな角までつけて、漫才のカブリモノみたいな頭だし、身体中は鹿だし、すごかったんですよね。


 そのうちに、誰かが、「これはビョークの衣装以来の衝撃」と言っていたので、「オレ的には、76年のレディングでのジェネシス時代のピーター・ガブリエル以来かな」として、その当時の彼の写真を載せて紹介したら、反応があり、プログレ・ファン以外からも「コレはすごい」とかリツイートされたので、じゃあ、ブログでも紹介しようか、ということでこうあいなりました。


 ピーター・ガブリエルはオリジナル・メンバーのひとり、という以上に、彼が=ジェネシスという印象が初めからありましたから、その動向には注目していました。レコードからだけでは感じ取れないモノがあり、それは、ライブで発揮されるビジュアライズされた彼らのメッセージだったのです。まさに、元祖ビジュアル系ですかね。コスプレ的な要素も大きく、それがリーダー、ガブリエルの狙いでもあったようです。だから、彼が脱退すると、バンドは初めは首のない人形みたいな印象でしたが、すぐにドラムのフィル・コリンズが歌い始め、サウンドや音楽性も大きく変化し、いわゆる「プログレ」とは別な、よりポップな感覚のシンフォニックな音楽を追究していくようになりました。


 しかし、ぼく個人の意見ですが、やはり、ジェネシスの本来の魅力はこの60年代末から70年代半ばまで、つまり、ピーターが在籍していた頃がサイコーなんです。彼のソロも素晴らしいですが、やはりぼくはジェネシスでの真っ赤に燃える蒼い魂のような彼が一番魅力的です。


 では、肝心の映像を。ちょいと見づらいですがとくとご覧ください。