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「Green Manalishi」1970 全英10位 オリジナルのマック最後のシングル。左からダニー・カーワン、ピーター・グリーン、ミック・フリートウッド、ジェレミー・スペンサー、ジョン・マクヴィー。




 今日も雨でした。「長崎は今日も雨だった」という歌があるけれど、まさにそれで、「東京は今日も雨だった」です。


 雨だとロマンチックに「雨音はショパンの調べ」(原題は I Like Chopin)なんていう歌もあったように、その雨だれの音に聴き入る、なーんて雰囲気を味わうということも出来ますが、梅雨入りでもないのに、連日雨降りだと、お気に入りの「チャリ散歩」にも行けないし、事務所で書類とかCDとかの整理をするくらいしか、やることないですねぇ。


 う~む、こういう感じを「ブルース」というのかな?けだるくて、やることなくて、虚しい気持ちに襲われる、なんて感じ。実際、そこまで大げさなモンじゃないですが、だとしたら、ぼくにもBlues Feelingが少しは理解出来るようになったのかも。んなわけないすね。単に雨降りが嫌だとグチってるだけですね。
でも、こういう日にブルースを聴くのはいいかもしれません。


 ということで(目的はこれでした!!)、今日はイギリスの60年代から70年代初めの頃に大きな動きを見せ、多数のバンド。アーティストを世に送り出したイギリスのブルース・ロック・シーンから生まれたバンドのひとつで、英国3大ブルース・バンドと称されたCHICKEN SHACK,SAVOY BROWNと並ぶ存在のFLEETWOOD MaCの後期、オリジナル・ラインアップでは最後の録音となったシングル「Green Manalishi」(全英10位)を映像つきでご紹介します。


 Fleetwood Macは、このあと、70年代にアメリカに渡り、そこでバッキンガムーニックスをオーディションで加入させてから実質的な成功を手にするんですが、個人的にはぼくはその時代のが嫌いで、大ヒットした「ゴー・ユア・オウン・ウェイ」とか聴いたことはあっても、好きになれませんでしたから。あくまでも、『English Rose』なんていうコンピを出していた時代の、純粋なブルースを堂々と演奏していた頃が大好きです。全然無名で、お金も儲けてませんでしたが。


 トリプル・ギターが彼らの特徴のひとつで、リーダーのピーター・グリーン(元ジョン・メイオール)、ジェレミー・スペンサー(イギリスきってのスライド・ギタリスト)そして加入時わずか17才のブロンドの少年だった、ダニー・カーワンらの織りなすギター・サウンドは、唯一無二の存在として多くの、いや数は多くないですが自分のようなブリティッシュ・ロック・ファンの一部から熱狂的に支持されたのです。


 それではどうぞ。

fleetwood mac / the green manalishi