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村八分

 


 今夜は雨降りでしたが、オルガンでの「CROSSROADS」、いつもの常連さんが少なかったわりには、新規のお客さんが来てくれて、こんな日にしてはいい感じの入り具合で、まぁ、そんなことは毎度ながら気にもせずに、大貫おおいにロックを語って来ました。


 考えてみたら、本当に多くの偉大なるミュージシャンが4月に亡くなっているんですよね。ぼくの好きな人たちが特に多いような気もします。ロックに限らず、ソウル関係で、マーヴィン・ゲイがそうでした。しかも、84年のエイプリル・フールの4月1日に口論の上で父親に銃で撃たれて死亡なんですから。ウッソーーーーみたいな話ですよ。


 そういう感じでジョーイやジョニサン、エディ・コクラン、ピート・ハム、フィル・オークス、カート・コバーンなどなどを紹介させてもらいました。ただ、そこで、一人だけ日本人のロッカーを番外編的にチョイスして紹介しました。それが、通称「チャー坊」、本名は柴田和志。70年代の日本のロック黎明期に花火のようにパーンと弾けてすぐにシーンから遠ざかってしまった「伝説のバンド」村八分。そこのボーカルで作詞をしたカリスマ的とも言える存在感を見せつけた男。


 ぼくも見たのは2回ほど。確か初めての野音と三田祭だったような記憶がおぼろげにあるだけ。


 今日は、1994年の4月25日に、覚せい剤とモルヒネの過剰摂取のために逝ってしまったストーンズが大好きだった男、チャー坊の動いている映像を紹介します。曲は「草臥れて」。最初この字がなんて書いてあるのか読めませんでした。後から「くたびれて」だと知ったんです。チャー坊の遺稿集も出てますので音源もさりながら、本の方も読んでみて欲しいです。享年43才。合掌!

草臥れて / 村八分