$大貫憲章オフィシャルブログ「BOOBEE」Powered by Ameba




 今日も一日、テレビでは地震関係のニュース報道ばかりやってました。


 あのマグニチュード9.0という日本では未だかつて経験したことのない規模の地震が東北から北関東を中心に襲いました。自分の住んでる東京の世田谷あたりでも、そこそこ激しい揺れでしたから、実際の現場ではどれくらいだったか。


 しかも、その後にほんの30分くらいで強烈な津波がやってきて、この震災に追い打ちをかける形になってしまいました。その大津波に襲われた地域は、街といわず、田畑、林野、すべてが飲み込まれ、まるでSF映画でも見ているような、尋常でない光景が展開されたんです。


 本当にこの世の終わりか、というような光景が新聞に大きく紹介されて、改めて、この地震とその後の津波の凄さに驚愕しました。世界中もこの災害に注目して、大きく報道しているようです。特にフランスでは、原子炉が崩壊してしまうのではないか、というニュースが日本以上に大きく真剣に伝えられていたようです。今もその危機は完全に消え去ってはいないようです。


 そんな夜、庭に目をやるとついに季節の花、沈丁花が暗闇の中、ボンヤリと白く浮かぶように咲いているのが見えました。そして、窓を開けると、あの独特の馥郁たる春の香りがそこはかと漂っていました。子どもの頃は好きじゃないというより、むしろ、ニオイがキツくて嫌いだったのに、今ではこの花の香りをかがないと春の訪れを実感出来ないくらいになっています。


 香りは出てきませんが、目で見て愛でて下さい。夜来香(歌の名前)じゃないですが、まさにそういう感じの花です。