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見た目は十分「極悪」ですよね。


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多くの「ファン」がコメントを寄せています。映画にも出ているメタリカのラーズとジェームスのコメントはかなりキテますよ。マサ伊藤先生のもなかなかです。ぼくのは月並みですねぇ。



 ロック・ファンならずとも、その名をご存知かと思われるモーターヘッドのリーダー、ボーカル&ベースのレミーこと、レミー・キルミスター。その彼をメインにしたドキュメンタリー映画があることは、前にもお知らせしましたが、いよいよ今月からその日本での上映がスタートします。


 ここんとこ、ドアーズの「まぼろしの世界」を筆頭にロックな映画が続々登場していますが、その中でもこのレミーを扱った映画「極悪レミー」は、その今時ありえないようなタイトルとともに大きな話題になっています。ミュージシャンに「極悪」って、どーいうことなの?ってなんか意味不明ですが、まぁ、レミー様のイメージを一番分かりやすく、面白く言葉にすると「極悪」というのもアリかな?というくらいのもんです。


 今さらここでモーターヘッドやレミーの話を詳細にしてもブログが「解説」になる、というぼくの悪い癖がさらけ出されますからやめておきますが、ぼくのサイトには、多少詳しい解説を書こうかと思いますので、興味のある方はそちらをご期待下さい。http://www.kenrocks.net


 しかし、レミーには3回ほどじかに会いましたが、そんなに「極悪」な人ではなかったことは保証します。むしろ、プロらしいミュージシャンであり、マイペースな人だという印象でした。それってでも普通みんなそうですよね。ただし、たいてい酒臭かったですが(笑)。


 彼がパンクもメタルも関係ないという主張を持ち、35年以上もモーターヘッドを牽引してきたことはまさに賞賛に値する素晴らしい、まさに「偉業」と言っていいものです。その前にはホークウインドというバンドにもいました。ぼくが初めて彼を取材したのはその頃、1973年のことでした。


 そんな彼に触れてみるのは、ある意味「ロックの歴史」そのものに触れるようなものです。ですから、イメージはともかく、ライブも含めて彼のプライベートまでおさめられたこの映画は、十分に見る価値があるということです。しかし、「極悪レミー」とはよく付けたもんです(笑)。