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近所の塀際のゴミ置場のすぐそばに、気がついたらなんとも美しい、艶やかと言うか、妖艶とも思えるくらいに見事なアオイの真っ白い花がありました。

黄昏れ時のやや暗めの光の中に、スッと佇むその姿はなんだか菩薩のようなオーラすら感じさせていました。

携帯水没の前日くらいの昼間のことで、この時期、つまり6月から8月にかけての頃がまさにアオイの見ごろとか。うちの回りにはいくつか花のスポットがあって、ほかの場所にもそれぞれ違うタイプの花が咲いています。
しかし、この真っ白な大輪のタイプは滅多に見かけませんね。だから、こうして写メしてます。待受画面にもピッタリ。

それが、今日見たらまったく何もなかったんです!あたりを見回すと、どうやら、人がこの一帯を掃除したような感じで、雑草からゴミからとにかくきれいさっぱりと片付けられていました。
多分、ゴミ置場周りは汚れがちなんで、ご近所の人が清掃したようです。

でもねぇ、あんなに美しい花まで根こそぎ棄てなくてもいいんじゃないんですかね。少なくとも、この真っ白なアオイだけでも残しておいてもよかったんじゃないかな、って、ちょっと淋しい気持ちになりました。

アオイは調べたところによると、鑑賞用のハイビスカス、ムクゲ、フヨウ、タチアオイなどのほか、食用のオクラ、またワタやケナフなど繊維を取るものまで多種多様。
これは鑑賞用のタチアオイ(立葵、学名:Althaea rosea、シノニム:Alcea rosea)で、アオイ科の多年草。
ちなみに、徳川家の「三つ葉葵」、下鴨神社の「双葉葵」など)は別科であるウマノスズクサ科のフタバアオイの葉をデザインしたもので、このアオイとは別種らしいです。

今度はまた別アオイを紹介しようと思っています。