胸キュンなパワー・ポップということで。リズ・フェアの曲を紹介させてもらいましたが、そこでちょこっと触れたように、この曲は日本ではまるで無名ですが、アメリカでは、ほとんどその時代を通過した人ならみんなが知っている、みたいにチョー有名なようです。
 でも、イントロの「トラララ、トラッラッラ~」のあたりは、ぼくにはなんだか聞き覚えがあるんですけどネ。

 さて、そこで、こないだ例に出したカリフォルニアの70年代パンクのひとつ、THE DICKIESのバージョンもあるので、そちらもご覧いただきましょう。7インチでシングル発売されたほどですから、まぁ、実際、人気曲だったようですね。

 全員針金みたいに細いし、手足も長くて、なんだかパンクとはいえ、あんまりコワモテしたタイプじゃないです。パワー・ポップ寄りと言うべきでしょうか。ほかにも、このバンド、BLACK SABBATHの名曲「パラノイド」とか、シブいところでイギリスの60年代~70年代にかけて活躍したMOODY BLUESのヒット曲「サテンの夜」(Nights In White Satin)なんかもカバーしてたり、案外、音楽ファンぶりを披露してくれていました。おかっぱヘアーがなんかヘン。