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ソニー紙ジャケ・シリーズ MHCP-683


 なにげに頭に音楽が鳴ることはみなさんにもよくあることかと。

 さっき、ふとぼくの頭に去来したのはサークルの唯一のヒット「Red Rubber Ball」。それもイギリスで活躍した女性ボーカルのフォーク・ユニット、The Seekersのバージョンでした。イントロがトンストトン、なちょっぴりラテン風味のパーカッシブなやつ。ダンスにはこっちの方がウケがイイかもです。

 でも、やっぱり、オリジナルの、なんだかホンワカしたユルーく温まる感じのオルガン(じゃないかも。コレってリコーダーすかね?)のイントロのやつが、サイコーなんですよね。ここんとこ、「冬」イメージということで、基本プログレな、寒々しい印象の、あるいは、ドラマチックな演奏のものばかりに集中してました。

 でも、木漏れ日サウンドみたいな、温もりのあるポップスも、今の時期には聴いていて気分がいいんです。いわゆる「ソフト・ロック」とかの範疇の。これについて講釈し出すと、解説が長大になりますから、メンドーだし、今は時間もないので、簡単に。

こういうグループでした。

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The Cyrkleは1960年代に活動していたN.Y.出身のフォーク/ソフト・ロック・グループ。オリジナル・メンバーはDon Dannemann(vo、g)、Tom Dawes(vo、g、b)、Marty Fried(ds、per)の3名。

当初グループはThe Rhondellsと名乗っていましたが、BeatlesのマネージャーBrian Epsteinに認められ、レコード会社との契約に成功し、グループ名も"The Cyrkle"(John Lennonが発案したのだとか)となりました。

そして1966年にPaul Simon作のシングル「Red Rubber Ball」でデビューします。当時Tom Dawesがベース奏者としてSimon & Garfunkelのツアーに同行しており、その縁でこの曲がシングルになった模様です。ちなみに、当のSimon & Garfunkelもこの曲を録音しています。

「Red Rubber Ball」は全米シングル・チャート第2位の大ヒットとなり、その勢いでデビュー・アルバム『Red Rubber Ball』をリリースします。さらにはBeatles最後の全米ツアーのオープニング・アクトを務め、2ndシングル「Turn-Down Day」も同16位のヒットとなりました。
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 映像はおなじみyou tubeからのものです。しかし、レコードかけてる場面のみでもビューワーいるんですよねぇ。ま、そういうぼくもそのひとりですけど・・・。