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『 BLOCKBUSTERS ~ THE SWEET 』 ベスト盤です。


ついせんだって、ぼくのラジオ「ロンナイ」でグラムの簡単な特集をしたんですが、まぁ、それはやっぱり最近「20世紀少年」の影響も多分にあり、T REXが若い世代にも広く知られることとなり、UK好きな若者たちがグラムに興味を示すことが多く、さらに一部の元々グラム・フリークという人たちもいたりして、じゃあ、ちょいとまた特集してみようか、ということで。


 時間が30分という短いものですから、そんなに語れる時間もないし、曲も6曲がやっと。そこで、T REXからBOWIE、SWEET,MUD,SHOWADDYWADDY,SLADEと、いわば「王道」だけ紹介したんですが、お便りで意外にも反応が多かったのがSWEET。


 ほかのものは案外聴く機会が多いんですかね?「ラジオから流れるSWEETはとても新鮮でした」というようなお便りがあり、なーるほど、そういうもんか、と改めて思いました。


 しかし、彼らのスゴいところはその分かりやすい曲もさりながら、やっぱりルックス、見た目です。グラムはみんなそうなんですが、SWEETは特に華美というか、MUDもそうですけど、「なんじゃコリャ?!」つーような衣装をフツーに着てましたもんね。ヒラヒラのフリルとか意味が分からないディテールのコスチュームは、ある意味不気味です。内巻きにカールしたヘア・スタイルとか女物だろ?なシャツとか。

 ウイキペディアではこういう紹介です。
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1968年、ウェインライツ・ジェントルメンというバンドの中心人物だったヴォーカリストのブライアン・コノリー(Brian Connolly、1945年10月5日 - 1997年2月9日)と、ドラマーのミック・タッカー(Mick Tucker、1947年6月17日 - 2002年2月14日)が同バンドを脱退し、ジ・アーミィというバンドにいたベーシストのスティーヴ・プリースト(Steve Priest、1948年2月23日 - )と、ギタリストのフランク・トービィとともにバンドを結成するが、直後にフランク・トービィが脱退、後任のギタリストとしてアンディ・スコット(Andy Scott、1949年6月30日 - )が加わり、スウィートが結成に至った。

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 でも、彼らがグラムのヒーローになったのはRCAに移籍した71年以後のことで、時期もまさにピタリで、73年から76年頃まではブームの牽引役を果たしていました。しかし、面白いというか、可哀想なのは、シングルはバカ売れしたのにアルバムはさっぱりという事実。多分、彼らのファンの子供にはLPは買えなかったからでしょうね。