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『NUGGETS』 Jungle Records FREUD CD 074
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そのCDの中ジャケのライブ写真。LAのROXYでのライブみたいです。
せんだって、ここでシアトル旅行で購入したいくつかの7インチを紹介しました。
その中にイギー・ポップのデビュー当初の作品で、正規のレコードでは発表されなかった曲「Cock In My Pocket」というのがありました。アレはアルバム『RAW POWER』(CBSで発売されたもので有名な「Search & Destroy」が入ってますね)とほぼ同じ頃に録音された作品で、随分後になってからインディーから発売されました。国内盤でもテイチクから『RUBBER LEGS』というタイトルで90年に出ています。
まぁ、音はともかく、あのジャケはどうにもならないモノでしたけど。
そこで、ちょっぴり気になって、ウチにあるイギー関係のレコードやCDを探していろいろ聴いてみました。で、思ったんですが、やっぱりイギーは凄いです。今も現役でやってることも凄いんですが、個人的にはやっぱり70年代から80年代半ばにかけて、つまり、彼の長いキャリアからすればホンの初期の頃でしょうけど、そのへんのオトがいいんですよね。決してウマくはないし、サウンドもなんかウスいんですが、それがあの頃の時代を映し出していてリアルでいい、って感じなんです。マニアのつぶやき、ですねぇ。
まだ、一度もイギーを聴いたことがない、という方がもしいたら、是非聴いてみて欲しいです。どれでもいいんですが、ここに紹介したコンピレーション盤の『NUGGETS』とかは、初期のレアな音源が比較的いい状態で聴けます。もちろん、名作『LUST FOR LIFE』とか、90年代以後の『AMERICAN JESUS』なんかでも文句無しです。
彼の影響を受けたバンドは数限りないし、それは2009年の今でさえ感じられます。カリスマと呼ぶにふさわしい偉大なロッカーだと、改めてつくづく思う、今日この頃です。
あ、ビートルズも凄いですけどネ。国内だけで180万枚すでにセールスしたらしいです。わずか1週間で。ベンチャーズとビートルズで育ったぼくには当たり前のことなんですが、それはそれ。大騒ぎするマスコミやレコード会社は置いといて、そんな時でも、イギー・ポップ聴いておきましょうよ。