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もう9月も10日あまりが過ぎようかという時期となりました。
さすがに朝晩は東京都内もかなり涼しくなり、虫の声に秋の気配を実感しますね。

今日は純粋に音楽の話というより、そんな季節の移り変わりに触れた、という感じの話です。
うちのすぐ近くに小さな公園があり、狭いながらも緑がおい繁り桜などの樹木も、人工の小川もあり、冬以外若い夫婦や小さな子供連れの親子の姿が絶えない、いわば「都会のオアシス」さながらです。

川辺にはトンボやカエルからカルガモなどの生き物がやって来ます。そして周りに繁る木々にはセミがうるさいくらいに集まります。しかし、最近はセミも徐々に姿を消して、代わりにコウロギや鈴虫などの秋の虫たちの合唱が日増しに大きくなって来ています。

そこは遊歩道の入り口でもあり、ぼくはママチャリでよくそこを通り抜けます。
そしたら、植え込みにたくさんセミの抜け殻があるのに気付いたんです。小型のセミなので多分ツクツクホウシかヒグラシかと思います。でも、それを見ていたら何か夏の終わりを実感してちょっぴりせつない気持ちになりました。

そして、ふと思い出したのが、真島昌利くんの最初のソロ・アルバム「夏のぬけ殻」で、「行く夏はぬけ殻…」というフレーズ。マーシーとは個人的な付き合いはありませんが、たま~に近所のスーパーで見かけたりします。
他にもMACKDADDYの日下部くんや元PLASTICSの立花ハジメくんとかにも遭遇したりします。知り合いがあの界隈には案外多いんですよね。

「アンダルシアに憧れて」がシングル・カットされましたが、他にもマーシーの音楽へのこだわりが溢れた作品で、あれでぼくの彼に対する見方は随分変わりましたね。
セミの抜け殻を見ると、今でもそんな昔のことを思い出します。20年も前ですよね。