少し忙しくてここに書き込み出来ませんでしたが、ホントはその「忙しかった」コトを書けばいいんですよね~。

 まぁ、ここに来てなんだかあちこちからDJとか取材とかで、トシにもめげず頑張れるところを見せてしまいました。原稿も多く(っても数本でしたが)、今ここで言えるのはあの渋谷陽一クンの雑誌「Rocking On」の次号(6月1日発売予定)の「1969年」特集記事で、彼に呼ばれて毎度おなじみの伊藤政則、渋谷、大貫という3人であーだこーだ、と昔を思い出しながら雑談いや鼎談したこととか、土曜の夜に2本かけもちでDJしたこととか。

 ともに深夜ですが、最初がチッタ川崎での「MODS MAYDAY」でのDJ、これはTHE COLLECTORSの後を受けてのDJで、もっぱら60's Beatもので30分やりました。このイベントはやっぱりモッドなファッションの人が多いので面白いんです。

 その後に、青山のル・バロンでの高木完ちゃんらとのパーティー「New Oldies Night」でした。懐かしいメンバーが久々に一堂に会して、お客さんもお店の人たちも、もちろんぼくらも大いに盛り上がり、またエンジョイしました。ジョニオくんはTHIS HEATとかそのへんのインダストリアルもので攻めたみたいですが、ガイジンの女の子に「We Want Dance!」なんて書かれた紙を渡されガックシ?してました。それが彼のスタイルなんですけどネ。

 いろいろあった週末でした。

 で、それはそれで、今回はそんな時にもウチでレコード聴いたりしてて今さらながら「いいなぁ~」と実感した1枚を紹介です。
 68年秋、全英2位の大ヒットになったBarry Ryanの唯一のメジャー・ヒットである「Eloise」です。話すと長くなるんですが、コレと同じように好きでよく聴いているのがTHE WALKER BROTHERSにいたScottWalkerで、彼の最初のソロ・ヒット「Mathilde」で、何がいいって、歌も曲もサイコーですが、キモは雄々しいトランペットの高らかな響きです。もちろん、ルックスもクールです。
 そういう感じでこの、日本ではほぼ無名のバリー・ライアンのヒット曲「エロイーズ」ですが、端麗かつ勇壮なオーケストラをバックにした5分半の、当時としては異例の長さのシングルでしたが、そのスケールと歌、曲の良さでイギリス&ヨーロッパで大ヒットしたんですね。

 後に80年代になり、あのパンクのTHE DAMNEDがカバーして話題になりました。

 この映像は実にキレイで音もいいです。そして何よりもバリーのファッションと歌いっぷり!さらにオーディエンスの時代を感じさせるファッションやメイクなんかも見物です。