毎月第4水曜日に渋谷のORGAN-BARで行っているぼくのトーク・ライブ(と言っても、まぁ、二昔くらい前のビデオ・ジョッキーみたいなものですが)、「CROSSROADS」の様子を編集して(画像と音声のみですが)くれた知り合いがいて、その人がなんと!YOU TUBEにそれを出してくれました。

 イベントについては過去に告知も含めいろいろ書いたので、ここで改めて詳細を書き連ねることはしませんが、時間的には音源、映像&画像にぼくのトークを含めだいたい1時間半くらいになります。それを全部は無理ですので、抜粋してとりあえず3パートに分けて編集してくれたんです。

 この知り合いというのが、実に熱心なロック・ファンで、まだ20代の前半の男の子なんですが、2~3年前までは普通に最近のUKものとか新作などを主に聴いていたらしいんです。ところが、ある日フト、そういうものを聴くうちにそれらのルーツになっている古いロック、さらにはそれらのルーツであるブルースやR&B/ソウル、フォークなどの古典に気が行くようになり、以来、新作以上に60~70年代のロックなどに関心が高まったというんです。

 そして、ぼくがそのへんのものを含め洋邦新旧交えたものをテーマにしたトーク・イベントを開催していることを知り、「CROSSROADS」に足を運ぶようになったというわけです。
 それでも、彼はそれだけではもの足りず、もっと多くの人たちにこのイベントとか昔の音楽に関心を抱いて欲しいと思い、わざわざマイクなど器材を会場に持ち込んで、話を収録してくれたんです。それを、大変な苦労のすえにYOU TUBEに出してくれたということです。

 人にはいろいろな音楽の聞き方や接し方があっていいと思いますが、近年は、正直、音楽を掘り下げて聞き込むことをしなくなった印象があります。忙しいのか、今流れているもので満足しているのか、或いは聴きたいものが実は分からないのか、とにかく、曲だけDLしてOKという「音楽ファン」や「音楽人口」が増え続けているのは明らかです。

 ぼくの役目は、いわば、音楽のコンシェルジェとでも言うか、水先案内をすることだと自負しています。40年以上も音楽それも国内外のロック/ポップスに関わってきたのを、今この時代に役立てたらいいな、と考えているんです。
 ここのブログでもそういう姿勢でいろいろな気になるものを紹介してきました。今後もそれに変わりはないので、よろしくお願いします。長くなりましたが、YOU TUBEでの検索は単にぼくの名前、大貫憲章をキーワードにしてください。すぐに見つかるはずです。では!

 下のYOU TUBEの内容は、ロックのルーツ特集の一部、R&B/ソウルのパートからジェームス・ブラウンとかの話をしているところですね。多少聴きづらいかもですが、よろしくです。