22日水曜日に、渋谷のクラブ「ORGAN-BAR」にて月一の恒例イベント『CROSSROADS』を行いました。今回も熱心なお客さんに囲まれて、自分自身も大いに楽しい時間を過ごさせてもらいました。

 かなりアナログな試み、というか、クラブ=ダンス、というイメージの中でこういうトークとビデオ鑑賞みたいな二昔くらい前のイベントみたいなことをやるのはアナクロ、と思われそうだけど、これが思いのほか新鮮だったりします。お客さんはやはり20代以上、平均30前後くらいかと思われますが、とにかく、音楽ファンという点では世代に関係なく、熱心にぼくの話に耳を傾け、音楽や映像を楽しんでくれています。

 音楽評論家ということではなく、いち音楽ファンとしてぼくのテンションが上がる瞬間がそこにはあるんですよね。テーマもその時々でいろいろです。今回は60年代のビート・ポップやジェームス・ブラウン、フォー・トップスなどその時代のR&B、あるいはそれらの基本的なルーツにあたる戦前の古いブルース(チャーリー・パットンからブラインド・レモン・ジェファーソン、サンハウス、ロバート・ジョンソンなどなど)も紹介して、簡単ながらロックのヒストリーの一面を覗いてみました。

 終了後、お客さんから「今度は今回やらなかった、ニューオーリンズ関係の音楽をお願いします」とリクエストされました。ニューオーリンズは確かに重要ですものね~。でも、そのへんの古いものは映像があんまりないんです。ロバート・パーカーやリー・ドーシー、プロフェッサー・ロングヘアー、ファッツ・ドミノ、ボ・ディドリーにドクター・ジョンとかね~。

 次回は5月の27日になりますが、何をやるかは未定です。でも、音楽の話で盛り上がることはいつも通り。お時間あればみなさんも一度遊びに来てください。

 映像は動いているTHE ZOMBIESです。アメリカの60年代の代表的な音楽ショー番組『ゴー・ゴー・フラバルー』からの珍しいものです。曲はヒットした「She's Not There」。でも、あの頃の番組には、女の人が何故かたくさん出てきます。ガキのぼくらには意味が分かりませんでしたが、今見てもよく分かりません(苦笑)。