大貫憲章オフィシャルブログ「BOOBEE」Powered by Ameba
1968年のロンドンの空気が充満しているゴキゲンなロック・ショウ番組「Rock'N'Roll Circus」。テレビでの放送はNGになって長いことお蔵入りでした。この年末年始にでもDVDでご覧あれ。



多少イジワルなコメント入りですが、それはそれ、まぁ、見てみてください

  

 とにかく、ちょっと忙しかったんですよ。ロンナイのX'MAS SPECIALを20日に終えて、その後も普通に火曜日レギュラーのクラブ・ワイヤーでのロンナイでしたし、昨日水曜日は、月いちのトーク&音楽鑑賞会なイベント「CROSSROADS」が渋谷のクラブ、オルガン・バーでありました。

 その「CROSSROADS」ですが、通常のDJイベントではなく、自分が適当にチョイスした映像や音源を集めて、お客さんを前にして語ったり見たりするという、まぁ、ラジオの公開放送というか、往年の「ビデオ・コンサート」というか、そういう「音楽夜話」みたいな企画で、もう、かれこれ始めてから2年になります。

 毎月、第4水曜日の午後9時半から11時過ぎまで、渋谷のクラブ「Organ-Bar」(あの夜ジャズDJ、須永辰緒クンがプロデュースしているハコです)で1000円の入場料でやってます。

 そこでは、いろんなモノ(60年代ビートからプログレ、トラッド、パンク、GSほか何でも自分が体験して来たものをメインに組み立ててます)を紹介してるんですが、昨日はお客さんからのオススメ、ということで、好きな映像や音源を持ち寄っていただき、それをみんなで見たり、聴いたりするという企画でやりました。予想外に多くの方に参加してもらい、時間がかなりオーバー気味でしたが、みなさんの音楽に対する熱い気持ちや意欲がヒシヒシと感じ取れて、ぼく的にも実に有意義な時間でした。


 そのラストでぼくが紹介したものが、このTHE ROLLING STONESが68年の12月にテレビ番組用に作ったライブ・ショウで、題して「Rock'N'Roll Circus」。ストーンズのミックがMCでいろいろなゲストを招き、また彼ら自身もプレイするという豪華な内容で、ロック・ファンなら一度は見ておいてソンのない作品です。ミックの恋人といわれたマリアンヌ・フェイスフルのちょっぴりセクシーな姿、デビューしたばかりのJETHRO TULLのライブ(ギタリストのミックが抜けた直後で代役としてデビュー前のBLACK SABBATHのギタリスト、トニー・アイオミが参加してます)が見れたり、とにかく内容は濃いんです。


 その中でも一番スッゲー!!!と思わず唸っちゃうのが、ジョン・レノンと共に登場したYOKO ONOです。いろんなバンドのメンバー(エリック・クラプトンやジミ・ヘンのドラマー、ミッチ・ミッチェルなど)が集まりセッション的な演奏をやる場面で、いきなりステージに上がって来て、ジョンにうながされるようにマイクの前に立つや、ロスト・アラーフの灰野くんもクリビツなボーカル?を延々と披露するんです。
盛り上がってるのは、どう見てもジョンひとりきり。委細構わずシャウトし続けるヨーコさん、さすが世界的なアーティストはレベルがフツーじゃないです。彼女の名曲?「Don't Worry Kyoko」もさもありなん、というモノです。


 いやいや、ホントにスッゴイんすから。お客さん(テレビのスタジオにいるエキストラも、オルガン・バーに来てくれた人も)は呆れてボーゼンですから。是非、一度あなたも体験してみて欲しいです。気合いが違うってとこですかね。参りました!