10月31日は「ハロウィーン」でした。
最近は、ウチのご近所さんの中にも、それらしい飾りつけなどを
家の壁や玄関口などにする人たちもチラホラ出て来ました。
クリスマスみたいに定着するんでしょうかね。
それはそうと、ハロウィーンはパーティー・シーズンでもあり
クラブとかでも関連のイベントなどよく行われてます。
そういう場合には、できればそれらしいサウンドというか、音楽欲しいですよね。
今回はぼくなりのハロウィーンっぽいものを紹介します。
アルバム1枚丸ごと「使える曲」ばっかりなんで、一家に1枚、って感じですよ。
タイトルは『 SEX :TOO FAST TO DIE TOO YOUNG TO DIE / V.A. 』。
つまりコンピです。
てことはいろんな曲が入ってるんです。
お手軽で便利。
しかも、中身がイイ。
ご存知の方もいるかと思いますが、これは、かつて70年代末、
ロンドンはキングスロードの端っこにあったパンクなブティック、
その名もズバリ『SEX』のショップ内におかれていたジューク・ボックスに
当時実際に入っていた曲をもとにしたコンピなんです。
セレクトして監修したのは、当時そこでバイトしていたという、
後にADAM & THE ANTSのギタリストとして人気者になった
マルコ・ピローニ本人。
選曲はパンクの原点のひとつでもある、
サイケやガレージなロックンロールがメイン。
オープニングが60'sサイケの定番COUNT FIVEの「Psychotic Reaction」で
クロージ ングがアメリカン・パンクのサブカル的シンボルみたいな
ジョナサン・リッチマンのTHE MODERN LOVERSによるカバーで
故ボ・ディドリーの名曲「Roadrunner」。
ほかの曲やアーティストもクセ者揃いで、
さすがは「SEX」で流されていただけのことはあります。
ちなみに、ぼくは当時お客として行ってます。
ピストルズ絡みのシャツやハンカチなど買いました。
マルコがいたかは覚えてませんが、ジャケに写っているジョーダンはいました。
このショップはわずか1年足らずでたたんで、その後は『SEDITIONALIES』となり、
さらに『WORLD'S END』として、ロンドンの観光名所になりました。
オーナーはマルコムとヴィヴィアン・ウェストウッドであったことは
いうまでもないでしょう。
さらに、ちなみに、この国内盤CDの解説は
ぼくと高木カンちゃんとUCの JONIOの3人の鼎談になってます
発売元はHOSTESS。
原盤のレーベルはOnly Lovers Left Aliveで
番号はOLLA-001。