「国債を刷るとハイパーインフレガー!」
と言う人がいますが、なりません。
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ハイパーインフレーションは「インフレーション率が毎月50%を超えること」と定義している。毎月のインフレ率50%が継続すると、一年後には物価が129.75倍に上昇することになる。すなわち、インフレ率12875%である。
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という事で、なるわけないのです。
それだけの国債を刷って「マネタリーベース」をふやしても、「マネーストック(私たちが使うおカネ)」になるには、銀行が買い取る必要があります。
日本銀行だってそんなもん引き受けません。
だから起きようがないのです。
起こるのは内戦だの戦争だのがあって、「供給力(物を作る能力)」が無くなった時です。
例えば米を育てられなくなれば、米の価格は暴騰します。
色々なものでこれが起きて、モノがなくなると、あらゆるものの物価が跳ね上がり「ハイパーインフレ」が起こります。
だから”現在の”日本では起こりません。
という理屈です。
起こり得ない財政破綻やハイパーインフレを恐れて、実際に目の前にある国民生活の困窮、インフレの老朽化を無視しているのが日本政府です。
そして国民もそれを信じている人が大半……