仕事からの帰り道。
歩き始めましたが、風が強く吹くと体重がある私でも頑張らないと押し戻されそう🌀
なので、停留所一つだけ歩いてバスで帰る事にしました。
歩道でバスを待ちます。
歩道は狭いです。80~90cm位。
長くて穏やかな坂の途中です。
バス停から少し離れた日陰で、バスが来る方向を見ていました。
(来たら直ぐに停留所に行ける)
長い坂の下の方から、小さく自転車が来るのが見えました。
この坂を登るのね。大変そう
自転車が段々近づいて来ると……
自転車を漕ぐのは小学生の男の子でした。4年生くらいかな⁉️
日向の長い坂を、顔を真っ赤にして立ち漕ぎしていました。
足を着かずに漕ぎ切りたいようで、一度も止まらずに上がってきます。
まっすぐ来たら、この歩道だと私の所で自転車を降りなくちゃいけないわ。
それは残念。
男の子が真っ直ぐ来たので、私は歩道と車道の境の縁石にピョコンと乗りました。
私の後ろ側を自転車が通り過ぎようとした時
「ありがとうございます」
ハァハァしながら…大きな声が出せないくらいハァハァしながら、でも、しっかりハッキリと聞こえました。
素晴らしいわぁ
あんなに必死で漕ぎながら お礼を言うなんて
ずっと見ていて、(もう足を着くかな⁉️諦めて降りて、自転車を引いて歩くかな⁉️)と思うくらい全身で漕いでいたのに……
男の子は、停留所近くの角で友達と待ち合わせしていたようで、その男の子と「よう」みたいに手を挙げていました✋😄
その火照った赤い顔は晴々とし、誇らしげな満面な笑顔でした。
歳とったオバチャンが縁石にピョコンと乗ったら みっともないかなと、一瞬迷ったんだけれど、譲ったと分かって「ありがとうございます❗」って言ってくれたんだね。
それだけで、今日は【とても素敵な日】になりました😊
🚲 🚲 🚲 🚲