- 賢者は幸福ではなく信頼を選ぶ。/ベストセラーズ
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実は、村上龍さんの小説とかほとんど読んだことがありません。でも、サッカー関係の本やら、エッセイ、コラムなんかとあとカンブリア宮殿なんかでの知識だけですが、勝手ながら、なんだか自分と考え方とかすごい似てると言うか、うんうんうんうんうん、ってことが多い、とても共感できる人です。
文中で気に入ったところがたくさんありすぎるので、もう本を買って読んでください、って話ですが(笑)、1つだけご紹介。
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幸福かどうかなど、どうでもいい
だいぶ前だが、都内の有名私立大で講演したことがある。最後に学生たちと応答があって、
「収入はそれほど要らないから、趣味を楽しめて、家族を作り、ごく普通の幸福な暮らしができればいいです」
と一人が言った。
わたしはその学生に対し、
「それでは、ごく普通な幸福な暮らしを実現するためには年収はどのくらいあればいいと思うか」
と質問した。その学生は答えることができなかった。
幸福だと感じられる生活を維持するための年収は、人によって違うだろう。
2億なければやっていけないという人もいるだろうし、150万でも何とかなるし満足だという人もいるはずだ。
だからアンケートでは
「あなたはいま幸福ですか」
ではなく、
「あなたが幸福だと思える暮らしには年収がいくら必要ですか」
という質問にすべきだと思う。
年収150万だと、おそらく家庭を作るのは無理だし、子どもを産み育てることも非常にむずかしいし、病気になっても医者に診てもらえない。
しかしそれでも、
「わたしは充分に幸福です」
という人もいる。
幸福とはそういうものだ。
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うんうんうん、です。
人それぞれです。
自分のことは自分で決めろ、です。
周りに流されるな、です。
ガンバろうっと。
本を買いました。←って、いつもたくさん買ってるんだけど(笑)