なにかと課題や問題が立ちはだかった時、率先してリーダーシップをとって解決してくれる人が、組織のリーダー(店長、マネージャー、課長、部長、社長)としてみんなからも重宝されるのは当たり前ですが、実はリーダーに必要なスキルで重要なのはむしろこっちなんです。
■問題発見力
( 問題発見力 > 問題解決力 )
かんたんに言うと、
(1)問題を早期発見する →早期解決が可能
(2)問題を早期発見できない →問題をしばらく放置 →大きな問題に発展 →やっと解決(損失も大きい)
体の病気なんかもそうですよね。悪いところを早く見つけること(問題発見力)がすごく大事です。
”出来る”店長やマネージャーは、
(1)部下の報告の中から「おや、変だぞ」と小さな変化に気付く →調査 →小さな問題を発見 →対策、改善(治療する)
”出来ない”店長やマネージャーは、
(2)部下の報告を鵜呑みにする。そのまま上司にスルーして完了報告。
→その後、また同じような問題が勃発。やがて大きな問題に発展。 初めて問題に気付く、やっと対策、改善。
危機管理能力、危険察知能力、とも言い換えられるでしょう。問題の本質や性質をよく理解し、さらに様々な問題のパターンを勉強や経験していないと、なかなか早期問題発見はできません。
同じ部下からの報告でも、
(1)部下「問題なく完了です」
上司「10回やったら10回ミス無くできる?」
部下「いや、今回たまたま上手くいっただけかも、です」
上司「じゃ改良の余地ありやな。もっと良い方法を模索しよう」
(2)部下「問題なく完了です」
上司「そうか、ご苦労さん」
って感じで、「変わりごとがないか」「困ったことがないか」「順調か」「不安材料はないか」など普段から注意しておけば、たくさん問題を早期発見できます。
うーーーん。
問題発見力を鍛えるには、心構えと準備、あとは「飽くなき向上心」を常にひたすら持つことだろうと思います。
飽くなき向上心は、「現状は問題だらけである」と考えることからスタートします。そのことを良く理解していれば、視野がもっと広がっていくのではないかな~。
ガンバろうっと。