ちょこっとムカつかせる | ムズカシイことぬき!

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 ジャイアント・キリングを起こせ!大阪日本橋と東京秋葉原&渋谷ではたらく社長のブログ。

これ、割と昔から使ってる自分なりの部下育成手法なんですが、

・相手をちょこっとムカつかせる

を、部下に対して、わざとします。ちょうど本人が仕事で何か達成して満足しているような時に、
「え?ぜんぜんダメやん」的なことを言います。本人は上手くやったつもりで、実際ある程度
上手くやっていたとしても、水準を上げて評価して、「まだまだ○○が課題やな」みたいな。

 「くっそー!」
 「いいいい!」
 「ああああ!」
 「悔しいいいい!」
 「腹立つううう!」

みたいな感じのところ。わざとちょっと痛いところを突きます。突くと言っても「ほどよく」ですが。
はり師が針治療をするような感覚なのかな?(実際やったことが無いのでわかりませんが)
もちろん、単なる感情論じゃなく、論理的に正論で突きます。

■でもなんで、わざわざそんなことをするのか?

…ですが、これは自分自身が大きく成長したな、って思うときって、振り返るとだいたい、

・もう、めちゃめちゃ悔しくて、腹が立って、「クッソー!今に見てろよ!!!」

な感じの時でした。悔しいけど負けを認めざるを得ない時。次は絶対に勝ってやるって時。
敗北を知った時。井の中の蛙ってわかった時。そのとき周囲の上長達から、
「お前はまだまだひよっこやな。レベル低い。」って見せつけられた時。

よくね、

・褒めて伸ばす
・褒められると伸びるタイプ

って言うけど、あれ絶対にウソやと思う。
経験上(20年以上)たくさんの部下を見てきたけど、「褒めて伸びた」ヤツなんていない。
何人か、気分よく調子には乗って少し上がるけど、すぐ天狗になって、後は落ちて行くだけ。←パターン

まったく褒めないって訳じゃないけど、その人を成長させようと思ったら、褒め過ぎないことやと思う。
褒め過ぎは過保護になってしまう。そうすると弱くなる。
むしろ、ライオンの子を谷に落とす的な発想で鍛えた方が、結果的には本人が強くなっていいと思う。

いとしき子には杖で教えよ/親の甘いは子に毒薬/親の甘茶が毒になる/可愛い子には薄着をさせよ/可愛い子には灸をすえ、憎い子には砂糖やれ/可愛い子には旅をさせよ/可愛い子は棒で育てよ/獅子の子育て/獅子の子を谷へ落としてその勢を見る

うーーーん。

ま、チクチク言うのは意地悪ジジイみたいで、これは割とイヤな役回りなんやけどね。

ガンバろうっと。