業務改善に「3R」の定義を応用する。 | ムズカシイことぬき!

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みなさん、「3R」「3R運動」「3R政策」ってご存知ですか?

■>> 経済産業省ホーム>> 3R政策ホーム
http://www.meti.go.jp/policy/recycle/index.html

$ムズカシイことぬき!-3R

 ①Reduce(リデュース)・・・廃棄物の発生抑制
 ②Reuse(リユース)  ・・・再使用
 ③Recycle(リサイクル)・・・再資源化

「ゴミを減らしたい!」その作戦がこれです。

 ①そもそも、ゴミになるものを作らない。
 ②使えるものは、使いまわす。
 ③使えるパーツは、上手に再度使う。

シンプルで簡単です。よく中古ビジネスのことを「リユース」事業っていいますが、この3R政策の中に入ります。地球にやさしい循環型環境ビジネスなんですね。

そしてこの3R政策の定義を応用して、普段の仕事にも役立てることが出来ます。仕事は放っておくと様々な業務で山のように埋め尽くされ、必ずムリ・ムダ・ムラが出てくるようになります。そんな時はこの3R政策を使うんです。

「ムダな業務を減らしたい!」

 ①そもそも、業務を作らない。(無くす努力)
 ②同じ作業は使いまわす。(効率を上げる努力)
 ③パーツごとにまとめて専業化、機械化する

作業はゴミといっしょで、無くす減らす努力も必要です。何にも考えずに与えられた業務を右から左にばかりやってるとダメダメです。インプットのやり方からアウトプットの方法まで、また部分的な最適化よりも全体の最適化を意識して、業務そのもののあり方を考えながら改善して行くんですね。

つまり、こういうこと。

 ↓

 <業務改善の基本原則>

  1.廃止の原則 ・・・何のためにこれをしているのか
  2.削減の原則 ・・・もっとシンプルなやり方はないのか
  3.容易化の原則 ・・・もっと簡単にできるやり方はないのか
  4.標準化の原則 ・・・やり方を決めることはできないか
  5.計画化の原則 ・・・もっと準備/計画化することはできないか
  6.分担検討の原則 ・・・他の人がやったほうが良くないか
  7.同期化の原則 ・・・タイミングを合わすことはできないか
  8.機械化の原則 ・・・機械に置き換えることはできないか

1~8番は考えて行く順番(優先順位)です。見ての通り、一番最初に疑うのが「廃止していいんじゃないの?無くなれば何か困るの?」です。

ひらたく言うと、こんな感じ。

  1.「っつかこの業務、無くてもいいんじゃないの?」
  2.「(人・物・金)何か減らせるでしょ?」
  3.「バイトでも出来るようにしようよ」
  4.「誰がやっても同じクオリティにしようよ」
  5.「全員(全社)で共有しながらやろうよ」
  6.「全体から見てどこ(場所)でするのが一番いい?」
  7.「全体から見ていつ(時間)やるのが一番いい?」
  8.「っつか、もう機械でやっちゃおうよ~」

ここで、

オレの業務=「無くなる」=「クビ?」「リストラ?」「やばいぞ、なんとか必要業務だと訴えなければ!」

って連想する人は、ビジネスマンじゃないよね~。単に来期も同じ予算が欲しいからってくだらない理由で、期末に余った予算を無理やり使いきろうとする考え方と同じ。全体のことより大切なのは自分だけ保守派の病んでる人達。


うーーーん。


チームが絶対に勝ちたい試合なのに、高校3年生で最後の試合だからと言って、1年生の方が勝つ確率が高いのに、監督が3年生を無理やり使う感じ、にも似てるかな。そんなことしてたら優勝なんて出来ないのにね~。