オランダ戦を終えて | ムズカシイことぬき!

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サッカーワールドカップ南アフリカ大会のグループリーグ(全3戦のうち、現時点は2戦を終了)で日本の成績は、

・1勝1敗0分・・・勝ち点3

カメルーンに1-0と勝ち、オランダに0-1と負け、下記のように得失点差で2位となっています。

グループ E
順位 国名 試合数 勝ち点 勝数 引分数 敗数 得点 失点 得失差
1 オランダ 2 6 2 0 0 3 0 3
2 日本 2 3 1 0 1 1 1 0
3 デンマーク 2 3 1 0 1 2 3 -1
4 カメルーン 2 0 0 0 2 1 3 -2


そして、24日(木)深夜(25日午前3時30分キックオフ)に決勝トーナメント進出をかけてデンマークと最終戦を戦うことになりました。(夜中だけど視聴率が高そうな予感!)

僕の予想ではこの時点で0勝2敗(予選全敗と思ってた)なので、はっきり言ってアンビリバボーのビックサプライズ状態です。

この良い結果をもたらしている一番の要因を考えたんですが、それは「変化した」からだと思うんです。そしてその変化を起こすきっかけは、日本代表(チーム、協会)や日本代表監督に対して、非常に厳しい意見や評価を熱心なファン、サポーターがしっかりと声をあげていたからだと思うんです。

□強化試合で結果の出せない日本代表

 →■何か(監督、選手、システム、戦術)を変えろ!(by サポーター、評論家)

□なかなか強化試合で結果の出せない日本代表

 →■何かを変えろって!!!

□それでも強化試合で結果の出せない日本代表

 →■何かを変えやがれーーー!!!!!

厳しい意見に囲まれ、結果を「変えなきゃならない」と、本気で変化を迫られた。


・・・現在の日本代表のスタメンは下記の通り。

GK 川島 永嗣

DF 中澤 佑二
DF 田中 マルクス闘莉王
DF 駒野 友一
DF 長友 佑都

MF 阿部 勇樹
MF 長谷部 誠
MF 遠藤 保仁
MF 松井 大輔
MF 大久保 嘉人

FW 本田 圭佑

はたして、強化試合で結果の出ない日本代表に対し「ドンマイ!本番になったらがんばてくれよー」なんて甘っちょろい言葉で済ましていたら、こんなスタメンメンバーにはなっていないはずです。東アジア選手権の韓国戦なんかは、下記メンバーで戦っていました。

<2010年2月14日>

GK
楢崎正剛

DF
中澤佑二
田中 マルクス闘莉王
内田篤人
長友佑都

MF
遠藤保仁
稲本潤一
中村憲剛
大久保嘉人

FW
岡崎慎司
玉田圭司

テストマッチ(強化試合)のセルビア戦は、こんなメンバー。

<2010年4月7日>

GK
楢崎正剛

DF
中澤佑二
栗原勇蔵
徳永悠平
長友佑都

MF
阿部勇樹
稲本潤一
遠藤保仁
中村俊輔

FW
岡崎慎司
興梠慎三


ほんと、つい2~4ヵ月前の試合と比べても、川島・駒野・阿部(アンカーとして)・松井・本田ら、今までサブ組と思われていた選手達が新しいシステム(4-1-4-1)と戦術(守備的)でスタメンで結果を出して来ています。おそらく、今年初めにこのスタメンを予想出来た人は1人もいないと思います。


やはり、結果を追及すると、「変化」が必要となります。

<マネジメントの基本原則>
 ・何を変えるか?
 ・何に変えるか?
 ・どのように変えるか?

変える力が重要なんですね。サッカーもビジネスもいっしょです。

とにかく、デンマーク戦はこの2試合と同じやり方で同じメンバー(スタメン)でOKだと思います。良い流れが来ていると思います。あとは試合状況に応じて交代選手を出せばいいでしょう。向こうも必死で来るでしょう(デンマークは引き分けではダメで勝たないと決勝Tに出場出来ない)めちゃめちゃ面白い、めちゃめちゃエキサイティングな試合になると思います。


うーーーん。


これはもう、がんばって起きて生で観るとしますかねー!