昨今の高校サッカーの全国大会レベルでこれほどの点差が開くというのはめずらしいです。しかもFWだけじゃない9人の10ゴール。プレーを見ると効果的なドリブルとトリッキーなパス、後ろからどんどん人が流れ込んでくるスペクタルで良質のサッカーを魅せてくれてます。(あんたらホンマに高校生かいな。。。)これは相手チームが弱かったって話ではなさそうですね。
で、記事の最後の方に、
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指揮官は名門・鹿児島実の主将として臨んだ90年度大会で、1学年下の元日本代表MF前園真聖らと準優勝を経験。だが、伝統の堅守を誇る母校が4年前の05年度大会決勝で野洲(滋賀)に敗れるのを見て、「守って勝つより攻め勝たないと」と、自分の率いる神村学園では超攻撃サッカーにスタイルを変えた。
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そうか、監督はあの名門・鹿児島実(かじつ)のOBですかいな。しかも野洲のセクシーフットボール(C大阪の乾とか)を見て、超攻撃的にスタイルを変えたんですね。ちょうどガンバ大阪も「超攻撃的」なサッカーを掲げ、2008年にACL優勝を果たしました。2009年クラブワールドカップを制したのは、世界一超攻撃的なバルセロナ(スペイン)ですしね。
前園真聖(元仁川ユナイテッドFC 元日本代表)
城彰二(元横浜FC 元日本代表・98WC出場)
平瀬智行(ベガルタ仙台 元日本代表)
遠藤保仁(ガンバ大阪 日本代表・06WCメンバー)
松井大輔(ASサンテティエンヌ(フランス) 日本代表)
伊野波雅彦(鹿島アントラーズ)
サッカー界のトレンドは「超攻撃的」な流れに来ています。守って守って勝つサッカーから、攻めて攻めて勝つサッカーへの変貌期なんでしょうね。全体のトレンドがそう変わると、10年後から20年後はまた「堅守速攻、何が何でも守り勝つ」がトレンドになる時代がやってくるんでしょうか。(時代はいつも繰り返すもんでしょうから)
スポーツのトレンドは実は仕事面でも参考になります。
現在、日本の経済はだいたい元気の無い話が多いのですが、会社経営もここで守りの一点張り、倒産回避だけに主眼を置いてとにかく乗り切ろう、守り切ろうとばかりを考えるのではなく、逆に今がチャンス、攻めよう、あの手この手を使って攻めよう、リスクを恐れず勇気を持って攻めよう、と攻めの姿勢(勇気)も大事なんじゃないかな、と思います。
PS あ、そうそう広島がさっそく補強に動いたと思ったら、ガンバのACL男「山崎」に声を掛けているみたい・・・。