サッカー日本代表で、「声を出す」「要求する」といった
ことが課題になったことがあります。(今も課題かも)
これは、コミュニケーションの大事なところで、チームとして
良いと思うこと、自分が最高のプレイができることを求めて、
つながりのある前後の人に「要求」することで、チーム全体
のレベルを上げようとしているのです。
例えば、「A」と言う人がボールを持ちます。
右奥のスペース(空いた場所)に走るから、その場所にグラウンダー
(ゴロ)で、早いパスをくれ!
と”思って”、自分が走ったとします。
相手の考えがぴったり合っていれば、パスはくるかも知れません。
(息がぴったりな場合。俗に言う「阿吽の呼吸」)
でも、そううまくはいきません。(パスが来ない。。。)
うまくいかない時、どうするか?
自分の「要求」を口に出して「A」さんに言わないと伝わらない。
「この場合は、右奥のスペースに早いグラウンダーでくれ!」
「A」さんは、違う意見があるかも知れません。例えば、
「この場合は、お前が中に絞って(真ん中に切れ込んで)オレが
サイドに流れたほうがいいよ」
相手に要求して初めて、具体的な意見調整ができます。
お互いに考えを出し合って、「じゃ、次からこういう場合はこうね!」と。
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仕事のシーンでも同じです。(スポーツとビジネス)
仕事には人から人へと流れがあります。(機械もありますが)
その仕事を次に誰に渡しますか?
・その書類は次にどうされるのか?
・その商品は次にどうされるのか?
・その仕事は次にどうされるのか?
考えましょう。何が一番良いと思いますか?わかりますか?
(でも、実際その仕事をしないとわからないものです。)
受け取り側の「要求」を聞くようにしてみてください。
受け取り側が、
・この書類は、ここにこういう風にまとめて置いてくれると一番良い
・この商品は、この部分を揃えて並べてくれると無駄が無い
・この仕事は、ここを絶対に忘れないで注意深くして欲しい
と思っていること、要求することを聞けば、ずいぶん仕事の流れ
が良くなります。(仕事がはかどる)
同じように、自分に仕事が回ってくる相手側には、
・ここをこうしてくれると仕事がはかどるよ
と、いつも最善を求めて要求してください。
部署内、他部署、はたまた取引先にも一連の流れがあるはず。
販売員なら、
仕入れ→販売員→お客様
の流れ。
・お客様の「要求」を聞く
・仕入れに「要求」する (仕入以外にもいっぱいありますねw)
出来てますか?
仕事の流れる相手先はいつも「お客様」なんです。
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イメージバトン で、仕事のリレー(円滑な流れ)を思い出しました。