こんにちは。
「森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民」を観ました。
公式サイト…
山に住み、「黄色い葉の精霊」と呼ばれる幻のムラブリ族。
バナナの葉や竹で住まいを作る。
山を移動しながら暮らす、狩猟採集民族だ。
言語学者・伊藤雄馬氏と金子遊監督が、ムラブリ族の生活を世界で初めて映像として記録した。
いちばん心に残ったのは、
山から平地の村に行ったムラブリ族の人が、
村の人にごはんを食べさせてもらっているところだ。
あたりまえのように。
村の人にとっては、ごくふつうのことのようだった。
「うちにごはん、あるからどうぞ」みたいな…。
優しい。
でも、「親切」というより、川が流れるように自然なことのようだった。
ムラブリ族も、たまに山を下りて村に行ったりする。
スマホを持っているのには驚いた。
山に電波が届くの？と思ったら、写真や動画を楽しんでいた。
で、その電気を充電させてもらうのも、平地の村なのだ。
言語学者の伊藤さんは、ムラブリ語の響きに魅せられ、
何回も通って、一つずつ言葉を覚え、ムラブリ語を話せるようになったそうだ。
すごいなあ。
狩猟採集して生きる姿は、人類全体の最初のころの生活でもあると思う。農耕が始まる前の。
こんなふうに暮らしていたんだろうなと思いをはせた。
ムラブリ族の人たちは、今はカラフルなTシャツを着ていたりする。どこから入手するのか、私たちと同じような服を着ている。
授乳シーンや、布を使った抱っこやおんぶのシーンがあった。
ベビーウェアリングだ！
お産は、あのバナナの葉の住まいでするのかなあ。
小さな子どもがかわいかった。
ムラブリ族の若い夫婦が別れそうになっていて、その理由が日本と同じで親近感がわいた。
暮らし方はちがっても、同じようなところがあるなあ。
珍しい幻の民族の映画だと聞いて観に行った。
でも、同じ人間だなあとあらためて思った。
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