こんにちは。
「ディリリのパリ時間旅行」を観ました。
よかったです!もう一回観たい。
公式サイト…https://child-film.com/dilili/
少女ディリリは、フランスにやってきた。
友人になった青年オレルとパリを回る。
ピカソ、サラ・ベルナール、キュリー夫人、パスツール、
たくさんの天才たちと出会って話す。
その頃パリでは、少女たちが誘拐される事件が起きていた。
ディリリは、オレルや仲間と力を合わせて、
少女たちを救出しようとする。
ディリリたちは、ぶじに救出できるのか?
映像が美しい。
パリの景色。色彩。光。もー、あの色彩!
ああ、もう一回観たいなあ。
ディリリが穏やかに堂々と話す姿がすてき。
ものおじしない。
かといって、いばるわけでもなく、自然体。
少女たちを救出に向かう、勇敢なディリリ。
でも、たいへんだったとき、
仲間に「抱擁して」(ハグして)と言う。
そこもよかった。
たいへんなときは信頼できる人にハグしてもらうと、
心が落ち着くよね。(そうしてもらいたいときに)
自分の中のつらい気持ちを素直に感じて、
伝えて、助けを求めるところが、とてもいいな。
「泣いていいよ」と大人が言うシーンもいいな。
大人が子どもに、「すてきなひよこさん」とか、
愛情をこめて呼ぶシーンがいい。
「大切に思っていますよ」という気持ちが伝わってくる。
天才や歴史上の有名人がたくさん出てくるのが楽しい。
フランスで活躍した黒人のコメディアン、ショコラも出てきて、嬉しかった。
「多様な人々がお互いに理解し合い、
助け合う世の中になることを望んでいる」という言葉がよかった。
本当にそう思う!!
ディリリは、白人の血が混じっている有色人種。
ニューカレドニアでは「白い」と言われ、
パリでは「黒い」と言われる。
どちらに行っても、どちらでもないような。
「その両方でいたいのに」と言うディリリ。
「ハーフ」でなくて「ダブル」、という意味のことをさらりと言うのだ。
一つ一つのセリフが、聞き逃せない。
逆立ちするシーンは、気になったな…。
なくても大丈夫だったのではないかな。
少女たちを誘拐していたのが、「男性支配団」。
もう、そのまんまの名前で衝撃を受けた。
「女性を支配するべき」と考える男性たちがいる。
そう思う男性も、そう教え込まれてきただけなのだけど。
これはアニメ作品で架空のストーリーだ。でも、
実際に今、世界にはそう考えている組織がいくつもある。
「学校に行きたい」と言ったマララさんを銃撃したグループとか。
コンゴで女性を襲う軍事組織とか。
女性をさらって監禁するISISとか。
とても絵空事とは思えない。
でも、勧善懲悪の視点だけではない。
「犯罪者の男性たちも幸せになってほしい」。
そういうセリフもあった。すごい…!
「あの人が悪い人だ」と罰しても、
それだけでは根本的な解決にならない。
どうしてそうなったのか?
これからどうしたらいいか?を考えることが
安心な世の中を作っていくと思う。
美しい映像にうっとりしつつ、
内容に衝撃を受ける、深い作品だった。
逗子海岸近くのレトロなミニシアター。
神奈川では、ここで11月9日まで上映されています。
帰りに見た海と空。
きれいでした!
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