こんにちは。
「心の育児」シリーズの講座で出たご質問&答です。
Q.
「講座に参加して、本音で話せる人間関係を持つことの大切さをあらためて感じました。子どもには、そういう人間関係を持てるように育ってほしいです。
でも、
大人で、本音を話さない人に、本音を話してもらうには、どうしたらいいですか?」
A.
身近に、そういう方がいらっしゃるんですね。
「そうなんです。」
まず、こちらから、本音を話してみましょう。
リラックスした雰囲気で。
いきなり、わーっと本音を言うと、
本音を話す習慣のない人は、引いてしまうかもしれないから、
小出しにするのが安心です。
(わーっと言っても大丈夫な人もいると思うけど)
そして、回数を重ねる。
自分から少し本音を話す、それを何回も続けます。
そうすると、相手もつられて、本音をぽろっと話し出すかもしれません。
「本音を言ってもいいんだな」
そう思えたら、言ってくれるかも。
でも、「本音を言うか、言わないか」を決めるのは、
その人自身です。だから、どうするかはわからない。
ただ、言えそうな環境を作って、誘うことはできます。
先に、こちらがおなかを見せる。
「あなたを信頼してますよ~。」
「あなたには本音で話しますよー。」
と態度で示す。
たとえば、私は、家で子どもたちに失敗談をよく話します。
「今日、こんな失敗しちゃった。あのね…。」
子どもたちは
「そういうこともあるよ」となぐさめてくれたり、
楽しい失敗のときは
「あっはっは~」と笑ってくれたりします。
そうやってこちらが弱み?も見せていると、
子どもも安心して自分の失敗や、
うまくいかなかったことを話しやすくなります。
それから、すごく大事なのが雰囲気です。
雰囲気がすべてを決める、と言っても過言ではないくらい。
自分からにじみ出る雰囲気。
話すときの声のトーンがあたたかいか冷たいか?
(声のトーンの影響はとても大きい)
まなざしがやわらかいか、固いか?
(目は口ほどにものをいう)
体は、リラックスしているか?固いか?
理想は、腰がどんと落ち着いていて、
(何でも受けとめるよー、というふうに)
上半身が柔らかくリラックスしている状態。
相手が「安心して話せそう」と感じてくれるように。
そのためには、自分の心のキャパシティを大きくすることが必要です。
「こうあるべきだ」
「そういうことはあってはならない」
「こうでないとダメ」
「いい」「わるい」
という思い込みが多いほど、
雰囲気は固くなり、話しにくい人になってしまうから。
「人生、いろいろあるよね」
「世の中はいろいろな人がいるなあ」
「みんな違って、みんないい」
「よくない人には、事情があるんだろうな」
そう自分が心から思えるように、
自分の中の各種思い込みを手放す。
各種思い込み。世の中、いっぱいあります。
こういうのもありますよね。
「女性はこまやかに人の世話をするもの」とか
「母親は常に子どものために尽くすもの」とか。
そう思い込んでる人に、本音を話せるでしょうか?
「子どもを預けて息抜きしたい、とか言ったら、
怒られそう。」そう思って、言いにくいですよね。
男性であれば、こんな思い込みが世の中にあります。
「お金をいっぱい稼ぐべき」とか、
「しっかりして頼りになるべき」とか、
「弱音や泣き言を言ったらカッコわるい」とか。
そう思い込んでいる人には、たとえば、
「実はリストラされたんだ」とは言いにくい。
会社に行くふりをして公園に居たり、
必要以上に落ち込んで自信を無くしたり、
黙って行方不明になったりします。
(最悪の場合、遺体で見つかったり)
弱音や泣き言を言ってはいけないと思っていると、
ぐっとガマンしてしまう。黙って抱え込む。
そして、お酒の量が増えたり、
ムスッとして黙り込んでいたり、
怒りっぽくなったりします。
「弱音や泣き言を言っても、軽蔑したりしないよ。」
「つらいときには、つらい、と言って大丈夫。」
「本音を言える人って、勇気があってカッコいいよ。」
そう、自分が心の底から思えるようになったとき、
「この人には、話しても大丈夫かも」と相手が感じる、
雰囲気がにじみ出てくるのです。
これは時間がかかるけど、やってみる価値は大きいです。
自分の中にどんな思い込みがあるか?
見つめて、1つ1つ、手放していきましょう。
相手の中にどんな思い込みがあるか?
気づいたら、ほぐしていきましょう。
たとえば、テレビを観ていて、
男性が弱音を言うシーンがあったら、
「この人、弱音を言えて、よかったね。」
と感想を言う。
そうすると、
「弱音を言うのはいいことと思ってるのか?」
と相手がわかってくれるかも。
そういうことを、何回も何回もやります。
長年の思い込みは、1回や2回では解きほぐすのがむずかしいから。
何年も続く大切な人間関係であれば、気長にやりましょう。
3年後、10年後、今よりずっと、本音で話せる間柄になっていたら、嬉しいですよね!
その様子を思い浮かべて、
あきらめず、こつこつ働きかけてみませんか?
いつでもどこでも本音で話さなくてもいいと思うけど、
(安全ではない場合もありますよね)
大切な人、親しくなりたい人とは本音で話せるといいですよね。
私も、大切な友人や家族や、出会う人と
できるだけ本音で話したくて、
何年も、何十年もこつこつ、やっていますよーー。
講座でも、その方法をお伝えしています。
相手の話を聴く練習ができます。
思い込みを手放す練習もできます。
「子どもの『心』を聴ける親になる!」部(実践編)
・2月23日(土) 横浜市市民活動支援センター
10:30~12:30 「心の仕組みミニ講座」&聴き方実習
13:30~15:30 聴き方実習をたくさんやります
夫に「よくある思い込み」、「よくある落とし穴」を学べます。
・2月28日(木)10:30~12:00 モーハウス青山店
男の子に「よくない思い込み」を植え付けない育児とは?
・3月6日(水)10:30~12:00 モーハウス青山店
・3月12日(火)10:30~12:00 豊倉助産院
女の子に「よくない思い込み」を植え付けない育児とは?
・4月9日(火)10:30~12:00 豊倉助産院
・4月10日(水)10:30~12:00 モーハウス青山店
「心の育児」シリーズの講座
(赤ちゃん連れOK! 講師:すずきともこ)
「安全で安心」な育児をお伝えします。
子どもの「自己肯定感」、「生きる力」が育つ。
東京都と神奈川県で、毎月開催しています。
「子どもの『心』を聴ける親になる!」部(実践編)
・2月23日(土) 横浜市市民活動支援センター
10:30~12:30 「心の仕組みミニ講座」&聴き方実習
13:30~15:30 聴き方実習をたくさんやります
・2月28日(木)14:00~15:30 モーハウス青山店
・3月12日(火)13:00~14:30 豊倉助産院
・2月28日(木)10:30~12:00 モーハウス青山店
・3月6日(水)10:30~12:00 モーハウス青山店
・3月12日(火)10:30~12:00 豊倉助産院
「1歳からの『自立期』の育児のこつ」 (イヤイヤ期の対応)
・3月6日(水)14:00~15:30 モーハウス青山店
「0歳の子の『心』が元気に育つ!」
・3月18日(月)14:00~15:30 モーハウス青山店
・4月9日(火)10:30~12:00 豊倉助産院
・4月10日(水)10:30~12:00 モーハウス青山店
・4月9日(火)13:00~14:30 豊倉助産院
・4月10日(水)14:00~15:30 モーハウス青山店
「0歳の子の『体』が元気に育つ!」
・4月19日(金)14:00~15:30 モーハウス青山店
お問合せ&お申込み
TEL&FAX03-3400-8088
(TELは10時~19時)
テーマ
「世界一簡単な離乳食(補完食)」
「夜間授乳?夜間断乳?」
「母乳でも預けられる!」
テーマ以外の質問タイムもあります。
・3月18日(月)10:30~12:00 モーハウス青山店
お申込み:TEL&FAX 03-3400-8088
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母乳110番なんでも電話相談
TEL 080~5413~8033
・2019年2月22日(金)10:00~12:00
第2・第4金曜に電話相談をしています。(祭日はお休み)
相談は無料です(通話料のみ)。どうぞお気軽にお電話くださいね。
(すずきともこ/著 堀内勁/監修 自然食通信社/編)
・モ―ハウス青山店 ・NPO Umiのいえ ・豊倉助産院・書店(注文)でも販売中
(すずきともこ/著 光畑由佳/文 NPO子連れスタイル推進協会/発行)
・モ―ハウス青山店・NPO Umiのいえでも販売中
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