こんにちは。
「アイ・フィール・プリティ！」を観ました。
公式サイト…http://ifeelpretty.jp/
楽しかったです！笑った～。
もう一回観たい。
新春らしい、１本だったなあ。
レネーは、自分に自信がない。
「美人じゃない」し「太ってる」し、
「自分は魅力的じゃないから、だめだ」
と思っている。
人前に出ない仕事をして、彼氏なし。
しかし、ある日、頭を打って気絶。
目覚めたときに、なぜか
「自分は超美人で、スリムでナイスバディ」に
なったと思い込む。
それからは自信満々にふるまう。
やりたかった仕事にチャレンジ。
堂々と自分をアピール。
彼氏ができる。
ビキニコンテストに出場。
周囲の人は、最初は驚く。
でも、レネーの明るさと喜びと自信にあふれた態度、思いやりを見て、
レネーに好感を持ち始める人が続出する。
女性は外見がすべてなのか？
美人でないと自信を持てないのか？
そもそも、美人ってなんだろうか？
そこまで切りこんだ快作だ！
ただ、こまかいところでは、「？」なところが何か所かあった。
「女性はセクシーにふるまわなくては」という部分とか。
セクシーさは人間の魅力の1つだと思うけど、
あまりに性的なアピールは、やだな。
ダンスのポーズや、ジョッキの水？を浴びる場面とか。
友人の紹介の仕方とか。
これは私が日本人だから？
アメリカ人はちがうのかな？？？
レネーは太めだけど、ウエストがくびれている。
これが、おなかぽっこりだと、もっと説得力あったなあ。
そういう意味で、話は飛ぶけど、
渡辺直美さんはすばらしい。
太めでも、おなかぽっこりでも堂々としている。
体のラインを隠す服を着ようとしていない。
好きな服を着て、思いきり、おしゃれを楽しんでいる。
渡辺直美さん主演で、日本でリメイクしてほしい。
「美人も実は自信がない」というエピソードがあった。
この映画に出て来る人みんな、自信がない。
（「自分を美人と思い込んだ」レネー以外は）
これは、後天的なことだと思う。
「自分はだめだ」という考えは、
後から植えつけられたことだ。
周囲の人たちや、テレビなどから。
植えつける人たちも、「〇〇でないと、自分はだめだ」と思っていたりする。
心の伝染病みたいなものだ。
免疫をつけて、対抗したい。
免疫をつける方法の１つが、「聴く」ことです。
・２月７日（木）１０：３０～１２：００ モーハウス青山店
・２月１２日（火）１０：３０～１２：００ 豊倉助産院
「子どもの『心』を聴ける親になる！」部（実践編）
・２月２日（土） 横浜市市民活動支援センター
・２月２３日（土） 横浜市市民活動支援センター
理論編で心の仕組みをくわしく説明して、
実践編でできるようになるまでサポートしています。
先天的に、「自分は美人（美男子）でないからだめ」だと思っている赤ちゃんがいるだろうか？
レネーが言うように、「『おなかが出ているからダメだ』と思っている小さな子どもがいるだろうか？」
「人から言われたイジワルな言葉（容姿をバカにする）で、
自信を失っていく」（これもレネーの言葉）のだ。
「おまえは美人じゃない」と言われて、
「自分は価値が低い」とまで、いつの間にか思わされる。
でも、たとえば、
しわだらけのおばあちゃんやおじいちゃんが、
「美しく」見えるときって、ありませんか？
私はあります～。
深いしわの美しさに、見とれたことがある。
その人の笑顔も美しかった。
「しわが無い美しさ」もあるけど、
（子どもの陶器のような肌）
「しわのある美しさ」もある。
大きな胸の美しさもあるけど、
小さな胸の美しさもある。
白い肌の美しさも否定しないけど、
黒い肌、小麦色の肌の美しさもある。
ふっくらした美しさ、
きゃしゃな美しさ。
どちらも、それぞれの美しさがある。
美人の定義すら、時代や国によって違う。
「太めが美人、やせてたらだめ」という国もある。
「えらが張っていると美人」な国も。
日本の江戸時代の本に、
「目を小さく見せる化粧」が載っていたそうだ。
たしかに、浮世絵の美人画は目が小さい。
そして、あごが丸くておたふく顔だったりする。
「おたふく」のフェイスラインが美人だったのだ。
また、江戸時代は着物だから、
ウエストもずんどうでＯＫだし、
胸も大きくなくていい。
当時の春画（ポルノグラフィー）を見ると明確だ。
ウエストが細い方がいいというのは、ヨーロッパの
「コルセットでしめつけるドレス」が作った基準だと思う。
あの「しめつけるドレス」で女性は空気を少ししか吸えなくて、
気を失って倒れたりしていたそうだ。
そのドレスが原因で、ヒロインが死にかけるシーンがあった。
女性の健康や命を脅かす美の基準がある。
日本の女性の、現代の美人の基準は「やせすぎ」で、
その「やせすぎの基準」めざしてダイエットすることで、
１０代の若い女性が体調を崩し、栄養失調になったり、
生理が止まったりすることが、たくさんあるそうだ。
（産婦人科の医師から聞いた話です）
「やせていないとダメ」という考えは、
心が自信を失うだけでなく、
体の健康にまで影響がある。
「やせてないとだめ」という思い込みを助長したくなくて、
私は絵を描くときに、なるべく、
ややふっくらした女性を描いている。(笑)
すべての女性が、人間が、それぞれ美しい。
本当はそうなのだと私は思う。
なかなかそう「思えない」ことはあると思うけど。
レネーは、「自分はすてき」だと、
「自分で思って」、「自分で決めた」。
それはむずかしいことかもしれないけど、
映画の中で、レネーがやって見せてくれている。
「世の中の基準ではこうだ」とか、
「他の人にどう思われるか」で決めるのではなく、
「自分で」決めるのだ。
世の中の基準を自分に取り込んで、
自分で自分を「だめだ」と否定するのはやめよう。
世の中の基準は、
時代や国によって変わる、あいまいなものだ。
そんなものに人生を支配されていいのだろうか。
「私なんか、だめだ」と思い込んで
遠慮して、自分の人生を小さくしなくていい。
自分は、自分を「すてきだ」と思っていい。
他の人が何を言おうとも。
そして、やってみたかったことを、
堂々と、どんどんやってみよう。
そうレネーが呼びかけてくれている。
「いろいろな美しさがある」という基準が、
これから広まるといいな～。
・２月７日（木）１４：００～１５：３０ モーハウス青山店
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（すずきともこ／著 堀内勁／監修 自然食通信社／編）
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