市販の授乳服の中には、
驚いたことに
胸が見えてしまうデザインのものがあります。
また、授乳口にホックが何個も着いていて、
「授乳した後に
そのホックを止めるのが大変で、すごくイライラした」
という体験談を聞いたこともあります。
赤ちゃんは胃袋が小さいので、すぐにおなかがすきます。
とくに、母乳は消化が良いので
1日に、10回~20回くらい授乳します。
毎回 ホックを開け閉めするのは、ほんとうに大変なことです。
また、授乳口にホックやチャックがあると、
赤ちゃんの顔に当たらないように
授乳するときに神経を使ってしまいます。
そして、授乳口に
チャックやホック、マジックテープがついている授乳服は、
赤ちゃんがおっぱいを欲しがってから
おっぱいを吸えるまでに時間がかかり、
その間に赤ちゃんが泣き始めてしまうこともあります。
授乳服を選ぶ時は、ポイントがあります。
授乳口にチャック、ホック、ボタン、マジックテープなどが無い
慣れれば1~2秒で、すぐにおっぱいが吸える
飲み終わった後に、1~2秒で服を元に戻せる
授乳口周囲の布がたっぷり重なっていて、(幅15~20センチ位)
おっぱいを吸う時に胸が見えないデザインになっている
そして、使いやすい授乳ブラは
授乳するときに、ホックやボタンの開け閉めをしないでよいもの
前で布が重なっている、カシュクールタイプのものが使いやすい
避難所などのプライバシーがない場所でも、胸が見えないタイプの授乳服なら、
安心して何回でも授乳できます。
避難所で、女性が「おトイレをガマンした」という話がありましたが、
授乳をガマンして回数を減らすと、乳腺炎になる可能性があります。
少しでも 母乳が出ているママは、続けていると
災害のときに、母乳が 子どもの 防災食に なります。
万が一、災害のショックで母乳が一時的に出なくなっても、
子どもに毎日何回も吸ってもらっていると、また出るようになります。
ママの血行が良いと母乳が良く出るので、ママの体をほぐしたり、
できる範囲でリラックスして、
ママの背中やおなか、足元をあたたかくしてみてくださいね。