皆さん、日本の月探査船「SLIM」の月面着陸のニュースは
チェックされていますか?
私はYouTubeでのLIVE配信を午前1時くらいまで観ていました。
(ライブ配信は一時中断して記者会見は午前2時過ぎ)
結果は着陸は成功したものの太陽電池がうまく働かず、
JAXAの國中均所長は、
60点という辛口の評価を口にしていました。
けれど搭載されたバッテリーにより、
2時間ほどという短い時間ではありますが、
月面の調査は行われ、現在は詳細なデータを解析中です。
YouTubeでのLIVE画面では、
予定高度の軌跡を辿るような正確な着陸に思えましたが、
着陸姿勢が太陽電池パネルが太陽光の当たらない西向きに
なってしまったようです。
ですが、数日後に太陽の角度が変わることで、
発電できる可能性をまだ残しています。
私が今回の月面探査で注目しているのは、
なんと言っても“SORA-Q”です。
SORA-Qとは、オモチャ会社のタカラトミーとJAXAが
中心となって開発した月面探査ロボットです。
(後に、SONYと同志社大学が参加)
手の平に乗る小さなサイズで、
細かく鋭い月の砂を掻き分けて、カメラでSLIMや周辺を撮影し、
データを地球に送ってくれました。
残念ながら、仕事を終えた後は地球に戻ることなく
月に残り続けます。
(いつか未来に回収される可能性はありますね)
オモチャ会社が宇宙開発の一助になるなんて、
とても夢があってワクワクします。
今時のオモチャはかなりハイテクなんですね。
たくさんの技術の蓄積があっての、
今回のプロジェクトへの参加だったのでしょう。
そして小さな探査機が活躍するというのは、
とても日本らしいなと思います。
軽量小型、且つ精細で高スペック。
ウォークマンを開発したSONYも参加しているので、
大きく頷けるところですね。
(ソニーはカメラの開発でも優秀な会社です)
SORA-Qがどんな活躍をしたのか、
今後の発表が楽しみです。
ちなみに、SORA-Qのフラッグシップモデルは
一般販売されています。
見た目もどこか愛嬌を感じさせる可愛らしさがあるので、
興味のある方は購入してみてはいかがでしょう?
遊びながら月面に思いを馳せるのも、
ロマンがありますよね。