久しぶりに、いい本読んだなあ。というのが、読後の感想だ。
絶望の世界を本の中でくぐってきたのに、自分の現実は、
明るくない。
この本を選んだのは、昨日読んだ本に、カツ丼が出てきて、
料理に関する本が読みたかったから。
そこは叶わなかったけど、40歳を迎えるにあたって、死と
真剣に向き合った時に、出会えてよかった一冊だ。
一回くらい絶望しないと、自分の好きなものとか、
自分が何がなんでも守りたいと思うものは、
わからなくなってしまったまま年を重ねてしまう
ものなんだそうだ。
それって、逆に明るく言えば、絶望するとこまで行けば、
自分が何がなんでも守りたいものが何なのか、わかるように
なるっていうことだよね。
この本のおかまちゃんもそうだけど、死にたいなんて言ってる
人は、本当に死んだりしないものだ。そういう精神病患者を
何十年も見てきているが、数十年経ってもみんなそういうタイプは
いまだに生きてる。
問題なのは、自分で責任を全部抱え込んで、何もかも全部自分で
なんとかしようとするような真面目なタイプの人だ。
そういう人は、本当に亡くなるケースがあると思う。
そういうタイプは、会っても、明るいことしか考えてないような
言動を繰り返すから、救えないのだ。