28こ目『空っぽ』起きるつもりがない横になってからもう数時間時間をはやく進めなきゃスピードが追いつかないわたしは空っぽだ何者も入っていない器だ 秋空の下日焼け止めを塗ってひとの目を気にしているしみそばかすだらけの皮ふをこれ以上晒け出さないようにわたしは空っぽだ 何者も入っていない器だわたしは空っぽだ何者も入っていない器だ仕事の合間の休憩時間 コンクリートに腰を下ろしてコンビニで買ったおにぎりを頬張る 作業着の真っ黒に日焼けしたおじさんあなたを愛していますきっと世界中