・タイトル:アヘン王国潜入記
・著者:髙野 秀行
・読了日:2013年12月5日
・評価:★★☆☆☆
・感想:
探検家 髙野秀行がミャンマー北部、ゴールデントライアングルのアヘン産地の村「ワ」に潜入して、ケシの種まきから収穫まで体験する。ノンフィクションレポート。
みずからもアヘン中毒になるところが、『あんたも好きね
』ってかんじで笑えた。
言葉もろくに通じないのに現地の人と仲良くなってしまうところは流石!
前に読んだ「世界のシワに夢を見ろ!」は爆笑ものだったけど、「アヘン王国潜入記」は、けっこうシリアスで真面目な文体だったし、政治のうんちくも書かれていた。
アジア好き、冒険好き、ドラッグ好きにはおすすめかもね
・目次:
プロローグ 「善悪の彼岸」へ
第一章 アヘン王国、ワ州
人民元が流通する町、首都パンサン
「反政府ゲリラ」の総司令官に会う
雲南省から電気を買う
「文化はないが、歴史はある」
第二章 手探りの辺境行
山奥に出現した華やかな市場
「長男ワ人、次男漢人、三男シャン人」
ワの酒プライコーの特殊な飲み方
もっと辺境な村に行きたい
ビルマ共産党はワに何を残したか
目つきの鋭い男達の正体は?
「荒れ地に花を咲かせましょう」
「マラリア」の診断に感激する
第三章 アヘンとワ人
「神の薬」から万能の解毒剤へ
イスラム教徒によるアヘンの麻薬化
アヘン戦争は「薬物戦争」だった
アヘン、ワ人と出会う
第四章 ゴールデンランドの草むしり
ムイレ村の朝は杵の音から始まる
「水中国」から来た謎の男
村にはなぜ未亡人が多いのか
ケシ栽培は純粋な農業である
ネズミのお供え、そして楊枝の占い
酔いどれ司祭、サム・タオじいさん
ワ州にて教壇に立つ
「国家」は誰のために?
ワ軍幹部の「敏感的問題」
第五章 「アヘン=モルヒネ化計画建白書」
「僕の名前はチ・コ・コです」
知られざる「東南アジアのユーゴスラビア」
ムンマオでクンサー降伏の報を聞く
世界史を変える夢を見る
第六章 白いケシと緑の軍服
ある若者のあっけない死
「男が死ねば家が絶え、女が死ねば畑が絶える」
アヘンの強烈な効き目を体験する
「板夢」の心地よさとは何か
「ロマンチック」な村生活
収穫の熱い季節がやってきた
準原始共産制の村の財テク事情
ヘロインブローカーとルビーの指輪
アヘン吸いの彷徨
ヤン・ライン集落の三大アヘン人
ワ軍の税はアヘンの現物
「招き猫」敬礼で、さようなら
第七章 最後に残された謎
新麻薬王タ・パンの誕生
アメリカ政府の発表が意味するもの
エピローグ ワ州と外部世界をへだてる壁
あとがき

