GATE | 凡三郎の日々

凡三郎の日々

「不惑」から「知命」へ…。さ迷いっぱなしの日々を過ごしてきて、天命を知ることができるんでしょうか?そもそも私に天命なんてものはあるのでしょうか?日々行き当たりばったりです。

黙祷




GATE
(歌:小林武史×伊藤由奈×ミハイル・プレトニョフ 作詞・作曲:小林武史)

手のひらに走る記憶
夏の木陰で眠って
あしあと 探しに
遠い場所から 戻った

私が大好きな人
あなたが大好きな人
あなたの誰かと
その誰かが好きな人

いくつの想い 昇って行った
青い空の下で 見上げながら手を重ねた

違う夢がここにある
違う愛もここにある
二人なら 違ってることも
いとしさに つながってゆく

悲しい気持ちをたどり
静かに目を閉じたまま
探してみたなら
そこには何も無かった

時を超えた 一つの火を
強い風の中で 祈るように 守ってゆく

それぞれの愛
ひとつの愛
空の下で ひとつになる
色あせても 見栄が悪くても
それぞれいとしいから
抱きしめて抱きしめられたい
あなたの胸で その腕で
この手のひら 重ねてみたなら
遠い時へつながる

夜を越えて 明日には また誰かと
きっと 会えるから

長い道

その道を歩いていく
悲しみに閉ざされていた
そのゲート 開かれる時に
あなたの苦しさにふれる

違う夢がそこにもある
だけどひとつの愛になる
あなただから 違ってることも
いとしさで つながっていくから

いつの日にもそばにいるから


http://www.gate-movie.jp/


約60年前の広島。第二次世界大戦終戦という名目で、世界最初の原爆が落とされた。

一人の男性が、その広島で残っていた「原爆の火」を持ち帰り、絶やすことなく「火」を燃やし続けていた。二度と原爆使用をさせまいという願いと平和への祈りの象徴として。

広島の原爆で起きた火を、60年もの間、燃やし続けていた奇跡に近い事実。
その火を、原爆が生まれた場所であるアメリカへ戻し、そこで消し去ることで、負の連鎖を絶ち永遠に眠らせたいと、ある僧侶たちが立ち上がった。この世に同じ悲劇が繰り返されることのないことを祈りながら。

2005年7月、その僧侶たちは、アメリカンインディアン、色々な宗派の平和団体と共に、サンフランシスコから、世界最初の原爆実験の場所であるアメリカ・ニューメキシコの“トリニティーサイト”まで、砂漠、山、250以上の街を越え、2500キロの道のりの旅をした。

その様子をドキュメンタリー映画としてまとめたのが、映画「GATE」である。

僧侶たちは、行脚の目的地であるトリニティーサイトへ
いったいどのようにして辿り着けたのか…

featuring
マーティン・シーン

日本語ナレーション
松嶋菜々子