愛知で独り暮らしの叔母のこと。
今年初めころに、昨年5月からお世話になっていた老健から2月末には退所するように言われて、一時退所して来た叔母と叔母の自宅で会ったのが1月中旬。
叔母と一緒に通帳記入に行って財務状況を把握して、とりあえず月額費用の安い民間施設の入居申請書にサインさせたものの、申込直前に去年の夏以来そこの施設はいつも空室があることに気づいてネットで評判を調べたら問題のある施設と気づいて、改めて候補探しをし直して取るものとりあえず叔母を別の施設に押し込んで来たのが3月頭。
老健で10ヶ月長期入所してリハビリをやったので少しは歩けるようなったかと期待していましたが、逆にひとりで這ってトイレに行く事も出来ないほどに弱ってしまっていました。
頭の方も物忘れが進み、自宅マンションの郵便受けの3桁暗証番号も忘れていたり、請求書など読んでも判断がちゃんと出来なくなっており、、、(。-_-。)
MCIと軽度認知症の境界付近のうちの母も、叔母が老健にいることを忘れて叔母の自宅に電話して繋がらないので「いっぺん見に行く」と毎日言い続けてほぼ一年。
先日やっと車椅子に乗せて叔母のいる愛知に行って来ました。
ゴールデンウィークは避けて5月平日に往復して来ましたが、東京駅も新幹線もそこそこ埋まっていました。
大きなスーツケースを2〜3個持った外国人観光客たちの集まりが目を引きました。
名古屋に行くのを楽しみにして出て来た母も東京駅の雑踏とざわつきのなかでもうすでに頭が大混乱。
新幹線の中で「自分は名古屋から東京に来てまた名古屋に戻るのか!?」と言い続けていました。
その後叔母の自宅に合鍵で入って衣類など集めて、叔母の施設に持って行って母としては1年ぶりに再会したものの、思っていたほどゆっくり落ち着いて話ができないまま退散となりました。
愛知で一泊して翌日母の実家に住む伯母を訪ねるというのも楽しみで出て来ましたが「もう帰りたい。帰る。タクシーで帰るから分かるところまで連れてって」と愚図りまくり宥めながらコンビニで夕飯のおにぎりを買ってホテルで静かに寛ぐまで2時間近く駄々をコネていました。
そして翌日伯母の家(母と叔母の実家で築90年)に寄って従妹や懐かしい近所の知合いの人たちに会って東京に帰宅。
夜、自分の家でやっと落ち着いたかと思うと、愛知に行って来たこと自体を忘れ始めていました。
いろいろ記念写真を撮って来たので居間に貼った写真を見るたびに「あー、名古屋に行って来たのかー!?」と驚いたり「記憶力が悪くなったよ。もう死なないかん。」といつもの口癖を言ったりしています。
あとは施設の叔母の部屋に叔母の固定電話回線を移動すれば、叔母といつでも話せるようになって一段落というところです。
。。。。。
東京。
荒川自然公園。
ほとんど毎週末、母を連れて行っています。
歩きながら、最近のニュースの話や叔母の状況など同じ話を繰り返しますが毎回母は「知らなかった!」と驚きます。
何回も聞いた話ですが、何回も驚きます。
アオサギとカキツバタ。
アヒル?(マガモの成鳥より小さめ)
スイレン。
ハクチョウ小屋とスイレン。
コブハクチョウが卵を抱いているようだったので、留守を狙ってカラスが巣を荒らしに来ましたが、コブハクチョウが戻って来て退散していました。