最近、区から「保育園を増やします」という異例の通達や「すぎなみ広報緊急特集号」も来ていたので待機児童問題解消に向けて杉並区がんばってるな、と思ってました。
しかし涙声で保育園の建設を急いでほしいと訴えるお母さんに「趣旨が違う」とヤジが飛ぶなど緊迫した状況になっていて、びっくりしました。
「候補地近辺の住民はみんな反対だ」「進めるのが早過ぎる」「公園が近くにあるから引っ越して来たんだ」「専門家の意見を聞くべき」とかいろいろ出ていたようです。
公園でサッカーをやっている子どもたちにインタビューすると「この公園に保育園が出来たら、歩いて30分くらいの公園の行くしかない」と話していました。
この状況を放置したら芥川龍之介の『蜘蛛の糸』みたいなので、行政は腕の見せ所ですね。
自分はここ杉並区にもう20年以上住んでいます。
たしかに周囲にはマンションばかり増えました。
大地主さんの広大な土地と家、幼稚園跡、銭湯、スポーツジム、広いクリ林…みんなマンションになってしまいました。
それに比して、保育園や子供達の遊び場が充分に確保されなかったということですかね。
「SimCity」という都市開発ゲームがありますが、プレイヤーが施設をバランスよく発展させないと公害が発生したり治安が悪くなってしまいます。
ゲームでは土地や不動産の所有権、売買などが絡まないのでその点は楽ですが、現実世界は大変ですね。
でも現実でもやっぱり住宅と各施設の全体的なバランスをコーディネイトしたり、コントロール出来るようにする必要がありますね。
利益優先でなく。
それと昨日、もうひとつ驚いたトピックがありました。
「消費税増税の賛否」に関してでしたが、
若い夫婦と小さな子供ふたりの家族のケースで奥さんが「食料品に月平均2万9千円かかる」と話していたこと!
4人家族で食費が1日あたり100円未満!?
少な過ぎる!
外食費や旦那さんのお昼代やお米代は別なのか?
ちゃんと食べてるのか?と今も気になってます。
給与は上がらず、保育園には入りがたく、食事はつましいのが今の一般的な庶民の生活なんでしょうか?