ツイッターでシリア情勢に詳しい人のツイートを探していたら、また面白い人を見つけました。
モーリー・ロバートソン(50)。
(ツイッター:@gjmorley)
氏は日本語で東大に合格した初のアメリカ人。
今はミュージシャン、ラジオDJ、ジャーナリストなどをやっているそうです。
『Morley Robertson Show
』で検索して、2013/8/30の放送アーカイブを聴けます。
シリア・中東の歴史、英仏米の関わりの基本がすごくクリアに分かります。
フィフィのエジプト解説も面白いけど、このモーリー氏もちょっと勉強してみましたというわりにはすごいです。
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聴き終わって別のソースなどとも合わせて、シリア・中東情勢についての今の感想・認識は次の通りです。
・対立の構図
西側:アメリカ、イギリス、フランス、イスラエル、トルコ、サウジアラビア、日本など。
東側:イラン、シリア、ロシア、中国、北朝鮮。
・個人的な印象ではイラクのフセインが信長のような感じで、少数派で下っ端から頂点に立ったアサドのお父さんは秀吉みたいな感じ。
・いずれにしても、イスラエルの安全保障を脅かさないように、西側はアルカイダなどのテロリストを送り込んで、シリアを内戦でいつも弱った状態にしておくのが西側の狙いのようです。
地上戦しか出来ないシリア反体制派にとって化学兵器は厄介で、また隣国イスラエルもこれを撒かれると被害が大きいのでアサド政権から奪ってしまいたい。
・でもアサドを完全に倒しても、親イスラエルにならない人たちが権力を握る見込みは高いのでお互いに均衡して争う状態にしておく。
・ちなみにアメリカからアルカイダへの月給は150ドルという話も出て来ている。
いずれにしても『アサド政権だけ絶対悪、アメリカ正義のヒーロー』という構図ではない。
・今回調べていたら、自分の中ではロシアのプーチン株が上がり、シオニスト・イスラエルにはやはり疑問が膨らんで来ました。
・サウジアラビア王国などのアラブ国も、王とか王子とか王女の名前が出て来てお金持ち・優雅という印象、ロマンスを感じていましたが、法制度が遅れていたり(?)テロリストに武器を提供していたりするので疑問。
日本ももし中東にあったらイスラエルやシリアのように周囲にファイティング・ポーズを取り続けるかな。