膝内側の筋を寝ている間に伸ばして、膝関節の締め付けがゆるくなってしまったのが原因のようでした。
2月には、会社で大変お世話になった方と撮影会の主催者で文学の造詣の深い方の訃報に接しました。
まだ伺いたい話がたくさんあったのでいまだに残念でなりません。
一方で社長が月600万円の給与を受けているAIJ投資顧問なる会社が預かっていた企業年金で巨額の損失を出していた、という言語道断のニュースもありました。
3月には雪の残る南三陸に行って、瓦礫の片付けを少し。
小児マヒ？で脚にギプスを付けた人もボランティアに参加されていたけど、足場が泥と水たまりで歩行に余計難渋されてたのが印象に残りました。
4月には、石原都知事が尖閣諸島を購入すると発表して以来、中国との間に緊張が続く。
5月は、スーパームーンと金環食。大きな竜巻による被害もありました。
それから、久々に広島・宮島に行きました。
5月～11月の陽気のいい季節は、野川、善福寺川、仙川、立川・昭和記念公園など散策して東京の西の空の下はまだ広いことを確認しました。
都心部や都心に近い所に高層マンションを建て続けるべきではないと思います。
また6月には初めて太宰治の命日の日に大勢のファンの人たちとお墓参りをし、太宰が最期に住んでいた三鷹をボランティアの人たちの案内で散策しました。
太宰治の2人の娘さんも作家として活躍されてたことも知りました。
それから10月に初めて沖縄にも行って来ました。
台風と台風の間で気候はちょうどよかったです。
noraさんの温かいライブと、沖縄の史跡巡りは今年一番の思い出となりました。
同時に沖縄の悲惨な歴史も知り、沖縄の続いている問題はオスプレイや騒音、米兵による狼藉だけではないと認識しました。
今後小さな島国や少数民族が、覇権を争う大国のはざまで二度と紛争に巻き込まれないよう世界的な決め事が確立される事を切に望みます。
12月には、笹子トンネル崩落事故と衆議院選挙と都知事選。
衆議院選挙は民主党に対するオストラシズムになってしまった。
今年読んでみて面白かった本。
ヨーロッパの古代史・中世史は今年は中断して、近代・現代のものを主に読んでました。
久世光彦『女神』（坂本睦子）
岡本かの子『鮨（すし）』『荘子』（短編）
森鴎外『大塩平八郎』
村上春樹『アンダーグラウンド』『約束された場所で』
アシモフ『ファウンデーション・シリーズ』（SF・文庫全10巻)
井沢元彦『猿丸幻視行』『井沢式日本史入門講座1』
猪瀬直樹『ピカレスク～太宰治伝』『ペルソナ～三島由紀夫伝』『昭和十六年の敗戦』『東条英機処刑の日』『黒船の世紀』
井伏鱒二『荻窪風土記』
林芙美子『放浪記』
須川邦彦『無人島に生きる十六人』
田原総一朗『ドキュメント東京電力』『原子力戦争』
石牟礼道子『苦界浄土 わが水俣病』
カレル・ヴァン・ウォルフレン『人物破壊～誰が小沢一郎を殺すのか？』
池田信夫『もし小泉進次郎がフリードマンの「資本主義と自由」を読んだら』
山田風太郎『戦中派虫けら日記』『戦中派不戦日記』『ラスプーチンが来た』
小林よしのり『新ゴーマニズム宣言～沖縄論』『新ゴーマニズム宣言～台湾論』
佐野眞一『沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史』（上下）
大城将保『沖縄戦 民衆の目でとらえる[戦争]』
普聞隆『地火明夷』（ちかめいい）、その他電子書籍全部
田口ランディ『サンカーラ』
石波茂『国防』
白洲次郎『プリンシプルのない日本』
白洲正子『白洲正子自伝』
吉村昭『零式戦闘機』『戦艦武蔵』
石川達三『生きている兵隊』
城山三郎『硫黄島に死す』
海野十三『海野十三敗戦日記』
今活躍中の人の中では、緻密に事実を積み重ねて結論に導く猪瀬氏と、水俣で闘い続けて来られた石牟礼さんと、心に感じる事を上手く表現するランディさんがすごいと思います。
博識な普聞先生にも二度講義をして頂きました。
吉村昭や児島襄(こじまのぼる)は読まずに戦記物と思っていたけど、 認識が大きく変わりました。
膨大な資料を読み込んで、後世の人間に専門家でなくても分かるように史実や当時の人たちの生き方を残してくれた功績は大きい。
今年、私と関わって下さった皆さんありがとうございました。
瞑想する石牟礼さん。
(他のサイトから無断借用。問題ありましたら削除します。)
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