スローウォーキング「たいめいけんのハヤシビーフ」 | メトロガイド「いい店見つけた」椎名勲の凡夫荘便り

病院1階のレストランカフェで、3時のおやつを頂き、代金を払った。

出るとき、ふと気づくと、入口ドアの脇に貼紙が出ていた。

ほお、病院のレストランで、珍しいものが食べられるんだ。

3度の食事は、病院食しか選択肢のないbonpusouは、ジッと見入ってしまったヨ。


病室に戻り、ベッドに寝る。

午後5時半。
病室のドアがノックされ、主治医が入ってきた。
ナースがつけた記録を見ながら、
「良いですネ。・・・ハイ、明日、10時、退院です」
と告げて、サッと出て行った。
bonpusouは、そのとき、何故か、(退院したら、たいめいけんのハヤシビーフが、食べられないナ)、と思った。

その後、ナースが入ってきて、退院手続きを説明してくれた。

ナースが出て行った後、bonpusouは、病室の窓に立ち、外を眺めた。
夕ぐれの神田神保町。
書泉のビル。

7月9日(火)、退院日。

今朝は、慌しく荷物をまとめ、カードで入院費用を支払い、病院玄関に並んだタクシーに乗った。

bonpusouは、タクシー運転手に、思わず話しかけた。「暑いね!」

運転手「タマリマセン!」


15分で、西六奇庵。

ワイフ「おかえりなさい」 

bonpusou「ただいま」


わが家のランチは、ソーメン。

薬味は、刻んだネギ、ミョウガ、大葉であった。

ウウム、ウマイ。

暑い日は、やっぱり、ソーメンか、ひやむぎか、冷やし中華、だな。

・・・たいめいけんのハヤシビーフのことは、すっかり忘れていたヨ。


私どもを生かして下さるなにものかに、心から感謝します。