スローウォーキング「ぜいたくな朝に思う」 | メトロガイド「いい店見つけた」椎名勲の凡夫荘便り

若い夫婦2人の営む「カフェ・ド・ミュー」は、午前7時にオープンし、午前9時までの間、朝食サービスタイム。

・・・わが家では、ワイフの体調が宜しくなく、午前中、寝かしておいた方が良いので、

私は、ベッドから、そっと拔けだし、

わが家から徒歩60秒の「カフェ・ド・ミュー」に、

朝食を食べに行った。


8時20分のカフェ・ド・ミュー前の通りをパチリ!


ドアノブを引いて店内に入る。

朝っぱらなのに、客が5人も入っていた。

私「おはよう」

若いママ「おはようございます。朝から珍しいですネ」

私「うん。ワイフが体調いまいちで、まだ寝ている。自分一人で朝食を作るのはメンドウだから、食べに来たんだ」


私「たまごサンド。紅茶で」


ロイヤルコペンハーゲンのカップ&ソーサーで、紅茶がくる。

ママ「砂糖、ミルクは、如何します?」

私「ストレートで頂きます」


たまごサンドは、全粒粉パンに、フワッとした卵焼きを挟んである。


ウウム、ウマイ。

夢中で食べた。

フー!

お腹いっぱいだ。

私、若いママに、「見た目よりボリューミーだね。お腹いっぱいだよ」

ママは、にっこり笑って「皆さん、そう、仰ります」

やっぱり、そうか。

サンドイッチを食べ終わって、カップに半分残っていた紅茶を、ゆっくりと楽しむ。

ロイヤルコペンハーゲンで飲む紅茶は、なんとも美味い。

久しぶりに、高級ホテルで供されるような、贅沢な朝食を、味わった。


家に戻って、リビングルームのテレビをつけると、

現代のAI技術の進歩は、同時にAI兵器の開発につながり、

機械(AI兵器)が、機械(AI兵器)の判断で、

人間を大量に殺してしまう時代に突入した、

という番組をやっていた。


今朝の贅沢は、今朝の幸せは、何なのだったのか。

ワイフは、まだ、クークー眠っていた。

・・・我々は、何処から来て、何処へ行くのだろうか。


私どもを生かして下さるなにものかに、心から感謝します。