金物屋、帽子屋、時計修理屋、金魚屋、かけはぎ、破れ修理・傘修理、羅宇屋(らおや)、ラッパを吹く豆腐の引き売り、独特の売り声で歩く石焼き芋の引き売り、などは、東京の街から、次々と姿を消しつつあるが、
私の住む巣鴨の街には、昔からの店が幾つか、残っている。
「金物屋」は、一般的に金属製の器具や道具を売っている店。
「金物」とは、刃物、利器工具類、錠前、金具、金網、かすがい、ボルト、ナット、リベット、金属製キッチン用品、釘、蛇口などの品物をいい、
こうした金物は、現在では「ホームセンター」で買えるようになり、
街からは、「金物屋」が次第に姿を消すようになった。
何年も前のこと、東京に大雪が降ったとき、
慌てて、巣鴨駅近くの「高木金物店」に飛び込んだら、
ちゃんと雪掻きが置いてあった。
有り難かったネ。
なお、今では、「金物屋」とは言わず、「日用品雑貨店」と呼び方が一般的なようだが、戦後世代のbonpusouは、「金物屋」の方がピンとくるナア。