栄区の春季大会が終わりました。
今回は個々の課題が浮き彫りになった試合でした。特に気になったのはディフェンスの甘さ。優勝したとはいえメチャクチャ危機感を持っています。しっかりと守れなければ強いチームには絶対に勝てない。

個人の一対一で守りきる能力を高めたのが前提でチームディフェンス力を身につけさせたいと考えていますそれが出来ずごまかしのチームディフェンスで勝たせてもらっただけの結果でした。

 最近試合でよく抜かれる光景を目にします。相手の能力の高い選手を抑えることが出来ない。頑張りきれずに最後にファールで終わりフリースローで得点される、最悪はバスケットカウントで試合の流れまでも相手に持っていかれてしまう。
 これは早急に対処しなければいけない。本来ならば早急にと言ってもディフェンス力は付けられるものではない。だがあの子達ならばやってくれると信じています。彼女達は経験があり危機感を感じてくれています。
 
 試合でファールアウトした子がいました。私から見るとその子はファールをするまで頑張ったのだからむしろ褒めるべき健闘だと思っていたが本人には堪えたらしく泣いていました。試合後熱心なその子のお父さんから「どうすれば良いか?」を聞かれました。足がついていかずしっかりと相手を抑えきれないで最後は手を出してファールになっている、そこを説明しました。

そこで今回は私のディフェンスの持論を書きます。自分の経験と色々な理論を勉強して自分なりに構築しています。もしかしたら正しくないかもしれません、しかし自分が納得できる否定される理由が無い限り自分のバスケット論は持っていたいと考えています。

ディフェンスの重要な要素を5つに分けました。

1:気持ち!
  「絶対にこいつにはやらせない!」、オンボール時(自分のマークマンがボールを持ったとき)にこの気持ちで立ち向かえるかどうか。ミニバスではなかなか出来る子がいない。それは本人の性格の部分が大きいと思う。
 自分がどれだけ勝ちたいのか?どんな技術を練習してもこれが無ければ全くの意味が無く身に付くわけがありません。 1番と言うよりは「前提」ですかね。

 うちのチームではこの気持ちを表現するために声を出すように指示しています。オンボール時に「レディ!」これはディフェンスの準備OKの意味、相手がドリブルを始めたら「来いっ!」絶対に止めてやる宣言です。
 男子はWコーチの指導で徹底されています。女子に関しては私は子供が自然に言葉が湧き出てくるのを待っています、だから最初にかなりうるさく言いましたが今はそれほどワザと言ってません。「レディ」を言える子はいても「来いっ」はまだ誰も言える子はいません。
 私は子供達に勘違いして欲しくないのです、「声を出す」のが目的ではなく気持ちを持つ事が大事なのです。ただ「レディ!」、「来いっ」と言ったって気持ちが無ければ何もなりません、残念ながら気持ちが無くてもとりあえず声だけ出すことって出来ますからね。
 コンビニのアルバイト店員の「いらっしゃいませ~」ではダメなんです。経営者の感謝の気持ちの表現の「いらっしゃいませ」が必要なんです。「お前を絶対に抑えてやる」、ここには「友情・微笑み」は存在しません(「フェアプレー」はあります)、それで良いのです。このときだけはコートの中で相手を睨みつけて必死に頑張る。これは「戦い」です。ミニバスケットだって戦わなかればいけないのです。普段の自分の殻を脱いでこれを実践できるようになればものすごい選手になります。

2:一歩目!
 相手が右か左かの予測と反応!スラムダンクで桜木が守れないのはこれ。経験がないから予想の立てようがない、だから反応も出来ず抜き去られるか手が出てファールをする。一歩目の足を出す練習をかなりうちではやっています。漫然とやるのではなく真剣にこの練習に取り組んでいけば絶対にこの力は付きます。実際にプレーを自分でやるとよく判ります。ここが出来るとディフェンスは本当に面白くなります。

3:足を動かす!
 動き出したら相手より先回りする脚力!気持ちがあっても予測が出来ても足が動かなければやっぱり抜かれちゃいます。相手はドリブル、こちらは手ぶら、絶対に有利なはず。諦めずに食らいついていく脚力をもって欲しい。これも自分がプレーをするときに痛感します。私が若いヤツに抜かれちゃうのはいつもこんな感じ「わかっているのに足がついていかない」(涙)。これは悔しいですよ。

4:ターンへの反応
 相手がドリブルチェンジをするときに置き去りにならない。これも予測と反応!昨年からここも真剣に練習で取り組んでいます。方向を変えるときには足だけではなく上半身の力も使う、ガッと体を開くここでのコールは「スイング!」最初の「レディ」、「来いっ!」とセットです。

5:勇気!
 相手の進路を手ではなく体で止める。スピードがあればあるほど結構恐いものである、自分もプレーしているのでこの感覚はよく判る。中途半端な体の使い方でファールで終わるのではなくここは思い切って足を動かす勇気が必要です。近代バスケットは相手のコースを塞ぐいわゆる「インラインマンツーマン」よりはコースに入るのではなく相手をショートコーナーにディレートとする守り方が主流です。
 昨年よりこのディフェンスを子供達に教えだしましたが実は上手く行っていません。ドリブラーはゴールに向かって行きます、ディフェンスはゴールに行かせないようにします。当然そこでは体の接触が起こります。パワーの無い方が転倒しますし激しいコンタクトが多くなります。
 オフェンスがゴールに向かって押し込むのに対して体で押し出すディフェンスは今の横浜のミニバスレフリーはブロッキングのファールを吹かれます。全員とは言いません、でも大概そうです。これについては別の機会に書くようにしましょう。
 だから私はもう一度原点に帰ってインラインを守るやり方を指導します。ディレクション(相手を方向付ける)より大変です。相手の先回りが必要だからです。しっかりとインラインを塞ぐディフェンスを全員が徹底して出来たらその次にディレクションをやるのは楽なはずです。より高いレベルへわがチームは挑戦します。

以上の5つを本気で取り組めば絶対にディフェンスは上達します!その気になったら次は技術です。レディの姿勢はわかっているかな?反応を早くするための姿勢です、ニーベント、バックストレート。ステップスライド、パワースライド、ジャンプ、ディナイ・・・。ニータッチとサムインジイヤー。まだまだやることはいっぱいあります。これから徹底的に取り組んでいきます。

1、2は練習しなければ身につきません。3、4は1、2が出来ればついてくる、5は気持ちの問題。うちのチームの子でこのブログを読んでくれた子は是非とも実践してください。って言うよりは試合に出たいなら絶対にやってもらうよ(笑)。ここは厳しくなります。今出来ない事はそんなに重要ではないです、大事な事は出来るようになるために本気で努力するかどうか?挑戦しているかどうかです。

まだまだ書き足りませんがとりあえずはこの辺で。
同じ職場の人間が入院している。彼は私の上司である、病名は癌だ。

ちょうど一年ぐらい前からだろうか。足が痛いと言い出した。「痛風では?」、「酒の飲みすぎですよ」と笑っていたが一向によくならずしょっちゅう顔をしかめていた。それまでもあそこが痛いここが痛いと言っている人だったので今回も「またかよっ」って思っていた。

昨年の7月、ある時私の得意先に同行する時にものすごく足が腫れて靴を履けないくらい状態になった。
その時は得意先の担当者も気を使ってろくに商談にならなかった。

 整形外科に通っていたが一向に直らずとうとう会社の近くの総合病院に言って検査をした。

 結果は足の血管に血栓ができて血管を塞いでいる状態、しかも血栓が肝臓に入り込んで大変危険な状態と診断され即日に入院。まだその時は日ごろの不摂生が出たと周りでは揶揄していたが一向に退院の気配が無い。

 ある日、社長に営業全員が呼ばれて彼の本当の病気を知らされました。肝臓に5cm強の癌が見つかった。癌は既に全身に転移しており外科治療は不可能、内科的治療も見込みは無いとのこと。余命は早くて半年、持っても1年だと・・・・。

 ショックでした。自分の身近の人間がこのような病気になるとは。職場の人間は日ごろ毎日顔を合わせ一緒に行動していましたから、ある意味自分の親よりも顔を合わせていますからね。まして彼は私の直属の上司でした。報告、連絡、相談、たまにはプライベートな事も相談してアドバイスをもらっている人です。
 病気のことは全て本人に告げており彼は自分の運命を受け入れていました。そこの病院に何度か面会に行った時も穏やかで話をしてくれており、築地の国立がんセンターに入院した時も奇跡を信じて戦うと話しておりました。しかしながら彼は会う度に痩せて元気が無くなってきていました。私はたいした言葉もかけることは出来ずにいました。

 今週の水曜日のことです、社長から彼の容態がよくないという話が飛び込んできました。前日に奥さんから連絡があり社長が面会に言ったそうです。
いてもたってもいられなくなりその日、病院に部長と一緒に行って来ました。そこでの光景は一生忘れることはないでしょう。
あの強かった彼はいませんでした。そこには痛みと苦しみでじっとしておれずベッドの上でのたうちまわって暴れる1人の男だけです。それを奥さんと看護士さんとで体中の点滴が抜けないよう体を抑えています・・・。

本人は痛み止めのモルヒネのせいか意識が朦朧として何かしゃべりますが何を言っているのか判りません。末期がんの恐ろしさを目の当たりにしました。

 奥さんもすっかりと痩せてしまっており本人は「早く楽にさせてくれ、死なせてくれ」と懇願されていると話してくれました。モルヒネは一時しか効果がなく、また呼吸がつらくなるそうで本人とってまさにに地獄です。

 主治医の話ではせいぜい一週間、万が一にはこの週末にも危ないとの事です。わずかな生命の光を消すまいと必死になるのをよそに本人は悶え苦しんでいる光景を見て私は立ち尽くすだけでした。

暗い話題ですみません。
☆ 決勝戦

 Aチームの決勝戦での奮闘、見事なものでした。結果1点差で負けてしまいましたが負けた原因は?
ズバリ敗因は私です。監督しての指導力不足で勝てなかった。ほんとダメなコーチです。

 何年か前に同じような栄区の決勝戦で1点差で負けた事があります。同じシチュエーションだが今回はちょっと意味が違う。
 最後まで勝ちにこだわった前回、でも今回は・・・。
 
 私はベンチにいて勝ちにこだわり続けることができませんでした。それは別に他に気をとられたわけではないし、ましては試合を諦めたわけでもない。
 試合開始から私の立てた戦術を選手達が理解し一生懸命実践してくれた。そしてたまたまそれが功を奏しゲームプランどおりの試合展開で最後まで出来ました。
 相手チームは今までどの試合も70点以上取る大変オフェンシブな強豪チーム。ハイスコアの点の取り合いをしたらこのメンバーでは勝ちきれないと考えていました。ハリバックの徹底、マンツーマンディフェンスだが小さく守る形を作れば相手の得点力は落ちロースコアのゲームが出来れば勝機が必ず来ると子供達に話していました。
 子供達はBチームの試合を見てそれを身にしみて感じてくれたようです。小学生のチームスポーツにおいてコーチの戦術を100%理解して体現できるのはそうそうないと思います。
 私はその現象に私が満足しちゃったのがいけませんでした。
さらに選手個々のモチベーションの高さが素晴らしかった。いつも自分のプレーに自信が無く悩んでばかりいたRは堂々と自分の仕事をしていました。5ファールで退場したセンターのTはリバウンドに飛び込みルーズボールを必死に頑張っていました。エースフォワードのN、エースセンターのH、シューターのH、キャプテンのFや頑張り屋のNも自分の役割を必死に試みていました。
 そこには昨年の今頃、このチームが立ち上がった当時の頑張る事を体現しない(出来ない)無気力なチームの雰囲気は一切消えていました。

 最後はNのシュートが外れて負けた。このチームの一番のエースのNが最後シュートを打つ事が出来てそれが入らなかったのだからしょうがないな。私自身は「くやしい」という気持ちは本当にありませんでした。
 試合後に子供達に話したのは君達の健闘の素晴らしさと相手チームへの尊敬の気持ちです。閉会式時には胸を張って準優勝の賞状を受け取り優勝チームにしっかりと拍手をすることを学びなさいと言いました。今年度チームへの最後の私の指導です。

たとえ準優勝とはいえ小菅ヶ谷チームが弱いと思った人は誰もいないでしょう。

☆ 何故2チームで戦ったか?

 同じ栄区のチームが今回人数が多いのでABの2チームでエントリーするという話を聞きました。それまでは何も考えていませんでしたがその話を聞いて私も真似しようと思いました。

 今年のチームはいままで色々な経験を重ねてきており、この栄区では夏秋と結果を出している中でこのまま普通にエントリーして、仮に優勝した場合や万が一気を抜いて足元をすくわれて負けてしまった場合のも考えるとそこに何も残らない気がしていました。
 たまたま連盟の新人戦でくじ運悪くいきなり準優勝チームとあたってしまい力を出し切れずに終わった事を考え6年の大会で試してみたいと考えたこともありました。

 あとは層が厚い今年のメンバーにおいて最高のメンバーを選出する事を考えると5年生や4年生が上位に入り込んできます。6年生だけで試合をするのも面白いなーって考えました。

 もともと今年のチームはずーっと6年チームは下級生チームに負けまいと必死で練習していました。下級生チームも同じです。練習最後の5対5で対決して勝ったり負けたりでよく泣いていました。それが自身の技術向上に役立っていました。最後に公の場で対決させてあげたら面白いし実現させたいと考えました。そして結果、理想どおりの展開になりました。両チームとも予選を突破し決勝で対決が実現しました。
結果として優勝する事はできませんでしたが私の望んだとおりの結果になってくれました。Bチームにとっては全試合とも大変良い練習が出来たと思いますし、まだまだ力不足ということを痛感してくれたと思います。
Aチームは6年生だけで頑張りました。6年の中でも今まで出場時間が少なかった子も思いっきり楽しむ事が出来ました。

 なにより重要な事はBチームの選手達は自分達が歯が立たなかった相手にあそこまで戦える6年生達を尊敬する事。6年生たちはいくら自分達だけが頑張ってもやはり下級生の力が加わって本当の小菅ヶ谷チームの力だという事。
 優勝することは素晴らしい事だけど優勝を逃がしたけれどそれよりももっと大きな大切な経験が出来た大会でした。

☆ Aチーム対Bチーム
 
 対戦が決まってから子供達にどっちのベンチに入るのか執拗に聞かれました。Aチームのベンチと答えるとAチームの子達が喜んでくれてBチームの子達は残念そうな反応をしてくれてちょっぴり嬉しい気持ちになりました。逆の反応だったらあまりにも悲しいですもんね(笑)。

 さぁ試合中の私の気持ちはわかりますか?Aチームのグッドプレー=Bチームのバッドプレー、もちろん逆もあります。どっちが勝っても良し!ケガだけは気をつけてほしい。そんな気分でニヤニヤしながらハラハラしながらベンチに座っていました。
 本来ならばどちらのベンチにも入らずオフィシャルでもやるべきだったかな(笑)。

 試合自体は子供達も手を抜くことなく一生懸命プレーしてくれました。良い試合だったと思います。

 もう一つ今回のA対BにあたりAコーチにしっかりベンチで指揮を執ってもらおうと思い頑張ってもらいました。メンバーの組み方や試合前、試合中の指示。指導者として勉強してもらおうと考えました。
 私は前日にあえてAチームの出場メンバーを事前にAコーチにリークしてあげました。まぁハンデキャップですかね。
 結果はご覧のとおりですがBチームはそれなりに一生懸命やっていました。Aコーチにも良い経験だったと思います。若いAコーチですが指揮を執る楽しさ、難しさを体験してもらう良い機会でした。強いて言うなら試合中のベンチからの指示が男子のWコーチの声が大きかったのが残念でしたね。もっとAコーチが前に出てきてほしかったです。

☆ 別の角度で

 私は栄区の役員です。さよなら大会最終日、男女決勝戦は大変好ゲーム!決勝戦をこのように演出するのはさすがの競技委員長です、また決勝の審判も見事でした。審判委員長、さすがです。私は総務ですので大会全体を見ますと良い大会で終わった感がして満足至極です。