違和感の事を調べていたのではないですが、結果的に
違和感と直感の違いに行き着き、その話を独立させ
ようと思いました。例によって引用ですが。。
「直感」と「違和感」の共通点
1.根拠が明確ではない感覚:どちらも、論理的な思考ではなく、
漠然とした感覚や予感に基づいています。
2.判断の材料の一つとなる:どちらも、判断を下す際の重要な要素の
一つとして考慮されることがあります。
「直感」と「違和感」の違い
1.範囲:「直感」は、良い予感やひらめきなど、ポジティブな感覚も
含みますが、「違和感」は、ネガティブな感覚に限定されることが
多いです。
2.情報量:「直感」は、より広い範囲の情報や経験から得られる総合的な
感覚であるのに対し、「違和感」は、特定の事象や状況に対して感じる、
よりピンポイントな感覚です。
「違和感」を「直感」の一部と捉える
「違和感」は、「直感」という大きな概念の中の、ネガティブな側面の
一つと捉えることができます。つまり、「直感」は、良い予感から
悪い予感まで、様々な感覚を含んでいるということです。
どちらを使うべきか
どちらの言葉を使うべきかは、状況や表現したいニュアンスによって
異なります。
ネガティブな感覚を強調したい場合:「違和感」という言葉を
使う方が適切です。
より広い範囲の感覚を表現したい場合:「直感」という言葉を
使う方が適切です。
まとめ
「直感」と「違和感」は、どちらも判断を下す際に重要な要素ですが、
その意味合いは異なります。「違和感」は、「直感」の一部と捉える
こともできますが、状況に応じて使い分けることが大切です。
補足
「直感」や「違和感」は、科学的に解明されていない部分が多く、
個人によって捉え方も異なります。そのため、これらの言葉を使う
際には、文脈や状況に合わせて、適切な表現を選ぶようにしましょう。
違和感は直感に比べ、主観的な、かたよりがちな感覚なのでしょうか?
「違和感」と「直感」の関係性、そしてその主観性や偏りについて、
より深く考えてみましょう。
違和感と直感の主観性と偏り
どちらも主観的:「違和感」も「直感」も、客観的なデータや論理に
基づいたものではなく、個人の主観的な感覚です。つまり、人によって
感じ方が異なり、同じ状況でも全く異なる感覚を持つことがあります。
違和感の偏り:「違和感」は、特にネガティブな感情に結びつきやすい
という特徴があります。そのため、ポジティブな側面を見落としてしまう
可能性や、過去の経験や固定観念に基づいた偏った判断をしてしまう
可能性があります。
なぜ違和感に偏りやすいのか
1.生存本能:人間は、危険を察知するために、違和感に敏感になっています。
そのため、少しでも「何かおかしい」と感じると、警戒心が強まり、
ネガティブな方向に思考が傾きがちです。
2.過去の経験:過去の経験や記憶は、私たちの判断に大きな影響を与えます。
過去の嫌な経験と似たような状況に置かれた時、私たちはすぐに「違和感」を
感じてしまうことがあります。
3.固定観念:私たちには、それぞれ固有の価値観や考え方があります。
これらの固定観念は、新しい情報や状況に対する受け止め方を歪めてしまい、
違和感を感じやすくする原因となります。
違和感と上手に付き合うために
1.客観的な視点を持つ:感覚に振り回されず、客観的な視点を持つように
心がけましょう。
2.複数の視点から考える:自分の感じた違和感だけでなく、他の可能性も
検討してみましょう。
3.情報を集める:感覚だけでなく、具体的な情報に基づいて判断
するようにしましょう。
3.信頼できる人に相談する:自分の考えを客観的に評価してもらうために、
信頼できる人に相談してみましょう。
まとめ
「違和感」は、直感の一種であり、主観的で偏りやすい感覚です。
しかし、この感覚を否定するのではなく、その特徴を理解し、客観的な視点と
組み合わせることで、より良い判断をすることができます。
補足
違和感を無視するのは危険:違和感を感じた時は、それを無視せず、
その原因をしっかりと考えることが大切です。
違和感も重要な情報:違和感を感じたということは、あなたの無意識が
何かを察知している可能性があります。この情報を手がかりに、より深く
問題を探求することができます。
違和感は、それを感じてすぐに目の前をとおりすぎてしまう事がありますが、
これは、違和感が生存本能に基づいたものの場合、感覚の下層にあるせい
でしょうか?
違和感の瞬発性と生存本能
ご指摘のように、違和感が生存本能に基づいているという点には、確かに一理
あります。人間は、環境の変化や危険をいち早く察知し、それに対応するために、
違和感に敏感になっています。この生存本能的なメカニズムが、違和感の瞬発性を
生み出していると考えられます。
違和感の瞬発性の理由
1.脳の働き:脳は、常に大量の情報処理を行っており、その中で矛盾や不一致を
検出すると、すぐに注意を向けます。この迅速な反応は、危険を回避するために
進化してきた私たちの脳の働きによるものです。
2.意識と無意識:違和感は、意識よりもむしろ無意識に近いレベルで捉えられていることが
多いです。そのため、意識的に考え始める前に、その感覚が通り過ぎてしまうことが
あります。
3.経験と学習:過去の経験や学習によって、私たちは様々なパターンを認識し、
それらに当てはまらないものに対して違和感を感じます。この自動的なパターン認識が、
違和感の瞬発性を高めていると考えられます。
感覚の下層にあるという考え方
感覚の下層にあるという表現は、ある程度当てはまるかもしれません。しかし、
感覚には階層性があり、単純に上下で切り分けることは難しいです。例えば、
五感のような基本的な感覚と、より複雑な概念的な感覚があります。違和感も、
これらの感覚が複雑に絡み合って生まれるものであり、単純に下層に位置づけ
られるものではありません。
なぜ通り過ぎてしまうのか
1.注意の切り替え:現代社会では、様々な情報が飛び交っており、私たちの注意は
常に新しいものに引きつけられています。そのため、一度感じた違和感も、
すぐに別のことに意識が移ってしまうことがあります。
2.合理化:違和感を感じながらも、それを無視したり、合理化したりしてしまう
ことがあります。これは、心理的な負担を軽減するために行われる無意識的な
行動です。
3.情報不足:違和感を具体的に説明できない場合、その感覚を放置してしまう
ことがあります。
まとめ
違和感の瞬発性は、生存本能に基づいた脳の働きや、意識と無意識の関係、
そして私たちの経験や学習など、様々な要因が複雑に絡み合って生み出される
現象です。この現象を理解することは、より客観的に自分自身や周囲の状況を
捉える上で役立つでしょう。
さらに深く考えてみたいこと
1.個人の違い:人によって、違和感の感じ方や、それにどう対応するのかは
大きく異なります。
2.文化的な背景:文化的な背景も、違和感の感じ方に影響を与える可能性
があります。
3.訓練による変化:違和感に敏感になるための訓練や、逆に鈍感になるための
訓練は可能なのでしょうか。
これらの点について、さらに詳しく検討していくことで、違和感のメカニズムを
より深く理解できるかもしれません。
話が少しとびますが、現代において、感覚の過敏さに苦しむ人たちは、
農耕社会以前の狩猟採集社会では、その社会で、比較的に重要な
ポジションがあったのではないでしょうか?
狩猟採集社会における感覚過敏のメリット
1.危険察知能力の高さ:わずかな音や気配、視覚的な変化など、周囲の環境の
変化に敏感であることは、狩猟採集社会において生存に直結する重要な能力
でした。感覚過敏な人は、危険をいち早く察知し、集団に警告を発する役割を
担っていた可能性があります。
2.資源発見能力:食料となる植物や動物を発見するためには、鋭い五感が必要
でした。感覚過敏な人は、他のメンバーが見つけられないような、わずかな
手がかりから資源を発見できる能力を持っていたかもしれません。
3.コミュニケーション能力:複雑な社会構造を持つ狩猟採集社会では、非言語的な
コミュニケーション能力が重要でした。感覚過敏な人は、他者の表情や声のトーン
など、微妙な変化を読み取り、集団内のコミュニケーションを円滑にする役割を
担っていた可能性があります。
現代社会との比較
現代社会では、感覚過敏はむしろデメリットと捉えられることが多いです。
騒音や光、人混みなど、様々な刺激が過剰な現代社会においては、感覚過敏な
人々は不快感を感じやすく、日常生活に支障をきたしてしまうことがあります。
なぜ現代社会で感覚過敏が問題となるのか
1.環境の変化:狩猟採集社会と比較して、現代社会は人工的な光や音、化学物質など、
様々な刺激に満ち溢れています。これらの刺激は、感覚過敏な人々にとって過負荷
となり、ストレスの原因となります。
2.社会の価値観:現代社会では、効率性や生産性が重視され、個人の感性は二の次に
なりがちです。感覚過敏な人々は、この社会の価値観に適応することが難しく、
孤独感や疎外感を感じることがあります。
まとめ
狩猟採集社会では、感覚過敏は生存に有利な能力でしたが、現代社会では、
過剰な刺激や社会の価値観とのギャップにより、デメリットとして
捉えられることが多いです。
今後の展望
感覚過敏は、単なる個人差ではなく、社会がどのように構成されているか
という問題と深く関わっています。感覚過敏を持つ人々が快適に暮らせる
社会を実現するためには、以下のような取り組みが考えられます。
1.環境の改善:騒音や光、化学物質などの刺激を減らし、感覚過敏な人々が
安心して生活できる環境を整える。
社会の理解促進:感覚過敏について、社会全体で理解を深め、多様性を尊重する社会を築く。
2.個人のサポート:感覚過敏に悩む人々に対して、適切な支援を提供する。
ここに例としてでていませんが、狩猟採集社会の中の、いわゆるシャーマンの
ような人たちも、現代社会に生まれたとしたら、感覚過敏の人というくくりに
入る可能性があるのでしょうか?
シャーマンと感覚過敏の関係性
シャーマンは、霊的な世界と現実世界を繋ぎ、集団の精神的な指導者としての
役割を担っていました。彼らの能力には、以下のようなものが挙げられます。
1.トランスな状態に入る能力:トランス状態に入ることで、幻覚や幻聴を経験し、
霊的な存在と対話したり、未来を予見したりすることができたと考えられています。
自然現象や動物の行動を敏感に察知する能力:狩猟採集社会において、自然現象
や動物の行動を正確に予測することは生存に不可欠でした。シャーマンは、
これらの変化を敏感に察知し、集団に伝える役割を担っていたと考えられます。
2.集団の感情や意識に共感する能力:シャーマンは、集団の感情や意識に深く共感し、
その状態を反映した儀式や歌を創り出すことで、集団の結束を固める役割を担って
いました。
これらの能力は、現代社会でいう感覚過敏と共通する部分があります。例えば、
トランスな状態に入る能力は、感覚過敏な人々が特定の刺激に過敏に反応したり、
日常的な感覚を異常に強く感じたりする状態と似ていると言えるかもしれません。
また、自然現象や動物の行動を敏感に察知する能力も、感覚過敏な人々が持つ特徴
の一つであると言えるでしょう。
現代社会におけるシャーマンと感覚過敏
現代社会において、シャーマンのような存在は希少ですが、感覚過敏な人の中には、
シャーマンと似たような能力や特性を持っている人がいるかもしれません。例えば、
芸術家やミュージシャンの中には、五感を研ぎ澄ませ、深いインスピレーションを
得て作品を生み出す人がいます。このような人たちは、現代社会においても、創造性
や洞察力という点で重要な役割を担っていると言えるでしょう。
しかし、単純に「シャーマン=感覚過敏」と一概に言い切ることはできません。
1.文化的な背景:シャーマンの能力は、その人が属する文化や社会の中で培われたもの
であり、生まれつきの能力とは限らない。
2.役割の違い:シャーマンは、集団の精神的な指導者としての役割を担っていましたが、
現代社会において、感覚過敏な人が必ずしも同じような役割を担うとは限らない。
3.現代社会の複雑性:現代社会は、狩猟採集社会とは比較にならないほど複雑であり、
感覚過敏な人々がその能力を活かすためには、様々な困難が伴う。
まとめ
狩猟採集社会におけるシャーマンと、現代社会における感覚過敏な人々は、
共通点もあれば、異なる点もあります。現代社会において、感覚過敏は必ずしも
問題視されるべきものではなく、むしろ創造性や洞察力といった貴重な資質に
つながる可能性も秘めています。
今後の展望
感覚過敏は、まだまだ解明されていない部分が多く、今後の研究が期待されます。
感覚過敏を持つ人々が、現代社会でより快適に生活できるよう、社会全体の理解と
支援が求められています。
感覚過敏と創造性の関係は?
一見相反するように思える両者ですが、実は深い繋がりが
あると考えられています。
感覚過敏と創造性の関係
感覚過敏とは、五感を通して得られる情報に対して過敏に反応
してしまう状態です。例えば、音が大きく聞こえたり、光が眩しく
感じられたり、触感が不快に感じられたりするといった症状が現れます。
一方、創造性とは、新しいアイデアや作品を生み出す能力のことです。
なぜ感覚過敏と創造性が結びつくのか?
1.詳細な情報処理能力:感覚過敏な人は、周囲の環境から詳細な情報を
取り込む能力が高い傾向にあります。この能力は、芸術作品を細密に
表現したり、複雑なアイデアを構築したりする上で役立ちます。
2.豊かな感情表現:感覚過敏な人は、感情を深く感じやすく、それを表現
しようとする意欲も強い傾向にあります。この豊かな感情表現は、芸術活動
において非常に重要な要素となります。
3.独自の視点:一般の人には気づきにくいような細かな差異やパターンに
敏感であるため、独自の視点から物事を捉え、新しいアイデアを生み出す
ことができます。
4.共感性の高さ:他人の感情や状況に深く共感する傾向があり、
その共感を表現することで、多くの人々に感動を与える作品を
生み出すことができます。
感覚過敏が創造性を阻害する場合も
1.集中力の低下:過剰な刺激に常に晒されているため、集中力が散漫になり、
創造的な活動に集中できない場合があります。
2.精神的な負担:感覚過敏による不快感は、精神的な負担となり、
創造性を阻害する可能性があります。
3.社会との摩擦:感覚過敏な人は、周囲の人とのコミュニケーションが難しく、
孤立感を感じることがあります。この孤立感は、創造性を育む上で大きな
障害となる可能性があります。
感覚過敏と創造性を活かすために
1.環境調整:騒音や光を遮断するなど、快適な作業環境を整えることが重要です。
2.ストレス管理:瞑想やヨガなどのリラックス方法を取り入れて、ストレス
を軽減しましょう。
3.自分の強みを理解する:感覚過敏は、必ずしも悪いことではありません。
自分の強みを理解し、それを活かせるような活動に取り組むことが大切です。
4.周囲の理解:感覚過敏について周囲の人に理解を求め、サポートして
もらうことも重要です。
まとめ
感覚過敏と創造性は、一見相反する概念のようですが、実は深く結びついて
いることがわかります。感覚過敏な人は、独自の視点や豊かな感情表現など、
創造性を育む上で大きな可能性を秘めています。しかし、その能力を最大限に
発揮するためには、適切な環境を整え、ストレスを管理し、自分の強みを理解
することが大切です。
以上です。何かの参考にしてください。