今まで自分のためにのみ生きてきた人が。。それでもこれといった

悪事もなさず、不幸らしい不幸もなく。。その人は「誰も

傷つけなかったのだから、罰せられるいわれはないはずだ。」と思いつつ

年老いて人生を終えようとする。しかしその人の命が途絶える30分ほど前

に。。病院の病室で人生を終えようとしているその時、「私は確かに誰も

傷つけなかったが。。ひたすら自分のためのみに行動し、自分の利益にならない事

には手をださなかった。。でも、本当にそれで良かったのか?」「何故今さら

こんな事を考えているのだろう。。もう遅いじゃないか!私は何もしていない」

死が迫ってくる。「死んだ後、私はどうなるのだろう。。まさか罰せられはしまい!

私は何もしていない!」視界が狭くなる。意識が遠のく。「ああ、私には何が

待っているのだろう。。」