複数の外国語を勉強していますが、その中で、不意に特定の言語について特に「もっと勉強したい」と思う時期がくることがあります。今は、それがフランス語です。

 

というのも、以前のブログに少し書いたのですが、先日、仕事と関係した勉強の一環で、フランス語で話を聴く機会があったためです。完全にフランス語だけで理解できたわけではなく、英語の翻訳に基づく情報を確認しながらでしたが。

 

でも、これまでフランス語を使うのは主に「読む」だけだったので、他の側面にも取り組めればいいなと思いつつも、「どうしても必要」だという、切羽詰まり感はなかったので、ゆるゆるやっているだけでした。

 

それが実際に、必要があって「聴く」機会があったことで、一気にモチベーションがあがりました。

今後、同じような機会がそれほど頻繁にあるかどうかはわからないのですが、やっぱりこの言語に関わりを持っている以上、「読む」以外の面も伸ばしていければなあと思いました。

 

以前に購入して、最初の方少し取り組んだけどその後はほったらかしになってしまっていた、「仏検対策 聴く力演習 2級」

(→こちら)をひっぱり出してきて、続きに取り組んでいます。以前も同じようなことを書いていましたが、短い文章であれば聞いて内容はわかっても、スペルミスが多くて、基礎ができていないことを自覚させられてへこみます。そして、おおよそ何を言っているのかはわかっても、細部が聞き取れていないことに気づくことも多いです。もう少し自信を持てるよう、ぼちぼち取り組んでいければと思います。

 

※ちなみに、前の記事でも書いていたことがありましたが、特に仏検の準備をしているというわけではありません。以前にオンラインレッスンで、bonobさん仏検受けたら2級は受かるよ、的なことを先生が言ってくれたことがあったので、じゃあ教材に取り組むなら2級くらいからにしようかな、ということで買ったものでした。実際に使ってみて、先生の評価は甘かったのでは、と思うようになりました。

 

そして、ラジオの「まいにちフランス語」初級編。

 

以前のブログにも書いていたとおり、今期の講座は、初学者を置いてけぼりにしている感がすごいのと、文法事項の説明などが組織化されていない点で、聞きながらイラっとすることが多かったのですが、

 

スクリプトなしで、フランス人の先生がフランス語で説明するパートがけっこうあるので、聞き取りのモチベーションが高まっている今は、教材を増やさず、普段聞いているラジオ講座の中で聞き取りの練習になるということで、そこに注力して番組を聴くようにすれば、ためになるし、イラっとせずにもすむかなと思うようになりました。

 

フランス語での説明内容のディクテを行い、先生と確認するという形で、オンラインレッスンも復活。

以前のように、長い時間で定期的に受講するのは難しいですが、15分の短いレッスンで、不定期なら何とかなりそうです。

 

さらに、前はディクテは特定の回のみ、と思っていましたが、やっているうちにはまってきて、できる限り、どの回も内容を聴きこむようにしたいなと思いましたが、聞き逃し配信は1週間までで、その期間内で毎回取り組むのは厳しいので、最近番組の録音までするようになりました(→これ以降、全ての回について取り組めるかどうかは今後の状況次第でもあるので不明ですが、できる範囲でやっていきたいと思います)。

 

1つ1つはそれほど長い説明ではないのですが、まだ私にとっては、書き取りできるほどに細部も聞き取るには、繰り返して聞く必要があったり、スペルを確認したりすることもけっこうあるので、時間がかかるのですよね。

 

2019年の入門編「世界のフランコフォンと話そう!」や応用編「Bienvenue au Japon~フランス語でおもてなし」は音声教材を購入していたことがありましたが、何度も繰り返して聞くのはそれ以来かも知れません。

 

実際に聞いた内容を書き留めていくことで、語彙や表現の点でも気づくことがあります。

 

sous-entendre  (考えていること)をほのめかず、言外ににおわせる

この単語自体知らなかったのということもありますが、最初、s'entendreとして書きとめてしまっていて、先生に訂正されました。単語を知らなくても、意味や音の違いから、気づいていなければいけませんでした。

 

faire référence à  ...を参照する、....に依拠する、...に言及する

これはちゃんと聞き取ることはでき、意味も知っていましたが、自分が話す時にも使えそうな表現だなとあらためて確認することができました。

 

dans le cadre de  ...の範囲内で、...の一環として

これも聞き取りはできており、単語として"cadre"は知っていましたが、"cadre"を使ってこういう表現ができることは知りませんでした。

 

expression consacrée 慣用表現

これも聞き取りはできており、consacréも意味は知っていましたが、「慣用表現」という意味でこういう言い方ができることは知りませんでした。

 

concerné(e) par    (par....と)関係のある

これも同じく、聞き取りはでき、語も知っていましたが、この使い方を知りませんでした。

 

こうやって取り組んでいると、今ひとつ入れ込むことができなかった今期の初級編に対する見方も少し変わってきました。

番組の中での説明のまとまりではなく、「フランス語を聴く期間を増やしてくれる」機会だと思っていれば、語られる内容自体は興味深い内容も多いので、できるだけ好きになれる点、ためになると思う点に注力して聞いていこうと思います。