テレビのNHK語学講座も新年度の番組がスタートしています。
今年度からスタートした番組で、「会話が続く!リアル旅英語」が少し気になっていたので、視聴してみました。
本放送は火~木の11:10~ 毎回10分の短い番組です。
放送時間は微妙なんですが、NHKプラスの見逃し配信も利用できるし、1回の放送時間が短いので、比較的聞きやすいです。
内容は旅英語ということで、扱う内容自体はニュース英語などと比べると日常的なもので難易度は低いですが、現地で実際に話されている早いテンポの会話を扱うということで、聞き取りは苦手意識が抜けない分野でもあるので、視聴してみた次第でした。語学学習は文章読解から入りがちな私は、口語的な表現も弱いです。
番組では、講師のサマー・レイン先生が実際に旅をして、その中で交わされる会話が取り上げられます。
サマー先生の発言が「きっかけフレーズ」として示されて、その後で現地の人の反応の聞き取り課題が出されます。
ゲストのpecoさんとウエンツ瑛士さんが聞き取った内容を書き取り、後で正解発表、という流れになります。
1回の放送で2回、課題があります。
正解発表の後、サマー先生が聞き取りづらい箇所などについて解説してくれます。
内容の一例として、以下のようなものがあります。この回の時は、話し手の方の会話テンポは早くはなかったけど、ちょっと訛りはあるかも、という感じでした。
これまで放送された内容に関しては、課題となった発話に関して、内容が理解できないということはなく、正解を聞いても中心となる内容に関しては正しく聞き取れていましたが、"the"が"a"と聞こえていたりとか、"our"といった語がキャッチできておらず、「アー」と音をのばしているいるだけに聞こえたりとか、細かいところではやっぱり、実際の発話どおりに聞けてない箇所がありました。
たぶん、英会話を始めたばかりの頃だったら、リアルな英語は聞き取れてなかったと思いますし、聞き取りは全く自信がなかったのですが、学習を続けているうちに、英語の音にも慣れてきたのだと思います。
ゲストの方が聞けていなかった箇所が理解できていると、ちょっと嬉しいです(笑)。
でも、まだ弱いところがあることもよくよくわかりました。文脈で聞いていて、内容はわかるけど細部の音は聞けていないということがまだまだ、よくあるように思います。だから、長い説明的な内容より、短い言葉の方が聞き取りづらく感じることも多いです(TOEICでいえばPart2が一番苦手)
旅英語の内容自体にそれほど興味はないのですが、この番組をきっかけに、あらためて、よりリアルな、生活の中で聞こえてくる英語にももっと慣れていきたいなあと思うようになり、その入り口として、最近また時々、放送されている海外のアニメなど、英語の副音声で聞いてみたりするようになりました(前も少し聞いてたことはありましたが、最近は完全に中断していました)。
聞き取り能力について意識するきっかけを作ってくれたということで、「リアル旅英語」も、しばらく続けて聞いていこうかなと思っています。