石山寺と言えば、紫式部が源氏物語の着想を得た

お寺として知られています。

 

本堂の正堂と礼堂を繋ぐ合の間の東端にあるこの部屋は

紫式部が籠ったと言われ、「紫式部源氏の間」と称されています。

 

1004年、石山寺に参籠した紫式部は、八月十五夜の名月の晩に

「須磨」「明石」の巻の発想を得たとされています。

 

紫式部のお人形は今年、約70年ぶりに修復され、十二単も新調されました。

中国的な要素が薄まり、日本独自の発達をとげていった平安時代。

日本史上最も女性の感性が大切にされた時代でした。